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【性能の見方】
【防音保護具の選択】
【耳栓の装着方法】
■NRR(ノイズ・リダクション・レイティリング)とは |
遮音性能をわかりやすくするためEPA(米国環境保護局)が査定したものです。NRRの数値の |
単位はdBで表示され、統計的に98%の人が防音保護具を着用した時に、数値以上の遮音 |
効果を得られるというものです。また、NRRの数値が大きい保護具ほど |
高い遮音性能を持っていることを表します。 |
例えば |
騒音レベル105dBの環境下で作業を行う場合。 |
現在105dBを80dBに低下させるには25dB遮音して下さい。 |
105dB-80dB=25dB |
※この現場では25dB以上の遮音性能を持つ防音保護具が必要となります。 |
■dB(デシベル)とは |
音の強さを表す単位です。音は空気の振動(波動)ですので、総ての音は波形としてあら |
わします。音の強さは、波形の大きさで決まります。dBが大きいと大きな音になります。 |
■Hz(ヘルツ)とは |
音の高低を表す単位です。音波が一秒間に縦波となって、上下往復運動する数の単位を |
周波数frequency【ヘルツHz】又は、音の振動数と言ってます。例えば500ヘルツの場合は、 |
1秒の間に500回の運動数があった事になります。周波数HZの帯域の特徴は、周波数(振 |
動数)の多い音は、高く聴こえ(高音)、少ないと低い音(低音)として聴こえます。 |
■騒音対策 |
平成4年10月に「騒音障害防止のためのガイドライン」が施行されました。その中で騒音作業 |
を行う職場では定期的に騒音の測定を実施し、測定の結果が85dB以上になる場合には、 |
事業者は作業環境の改善の努力をし、作業者には必要に応じ防音保護具を使用させること |
が定められています。 |
■防音保護具の必要性 |
私たちの周辺に発生している騒音は、人体に生理的・心理的影響などを与えるばかりか、 |
回復の難聴を引き起こします。このような騒音による障害を未然に防ぐしない騒音性ために |
必要なのです。85dB(A)以上の環境では環境改善の設備や防音保護具の着用が必要です。 |
【防音保護具の選択】
1.防音保護具にはJIS規格(JIS T8161)があり、耳栓と耳覆い(イアーマフ)に区分されてい |
ます。 防音保護具を選択する場合にはJIS規格に適合したものを使用することが大切です。 |
さらにその職場ごとの騒音に対して必要量以上の遮音値を持つ防音保護具を選択 |
する必要があります。 |
2.騒音を85dB以下に落すことが、難聴を防ぐことになります。環境で発生 している |
音庄(dB)を調べ、どのくらいの遮音性能が必要かを確認し、遮音値の表を参考に |
騒音の周波数(Hz)で、ちょうど良い遮音性能を持った防音保護具を選択します。 |
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3.耳の形や大きさは人によって様々ですので、清潔で各個人の耳にあったものを、耳によく |
なじみ口を開閉するなどしたときに圧迫感のないもの、使用中にはずれないもの、皮膚に |
障害のないもの、使いやすいデザインや素材のものを選ぶ必要があります。また、イアー |
マフについても、耳の回りによく密着し、耳の穴をきちんと覆うように正しい装着方法で |
装着することが必要です。 |
4.騒音レベルが高い職場では、耳栓とイアーマフの併用が必要になる場合もあります。 |
(ただし、双方の性能値を単純に足した和よりは低くなります)。 |
5.耳栓は本来使い捨てでございますので、使用後の耳栓の効果、衛生面も含め早めの |
交換をお勧めいたします。 |
【耳の仕組み】 |
内耳は音の波による振動を脳に伝える重要な役割を果たしています。 |
騒音で内耳の細胞が傷つくと難聴度がはるかに高まります。傷ついた耳の細胞は |
手術で回復できないので、騒音による被害はできるだけ防ぐことが大切です。 |
【耳栓の装着方法】