「有毒物質の曝露限界と適応吸収缶」
※1 ACGIHの勧告するTLV-TWAの数値。
※2 使用可能ですが使用時間が試験ガスに比べ短いため、注意が必要です。
【吸収缶の交換の目安 】
理論計算上の有効時間を過ぎた吸収缶は絶対に使用しないでください。
吸収缶の有効時間は使用する
有害物質の種類や作業場所の濃度、温度、湿度、作業者の
呼吸量、保管方法などにより左右されます。
作業環境・作業時間から推測し、十分な吸収能力のある吸収缶を選択して下さい。吸収缶の使用時間
については、当該防毒マスクの取扱説明書及び
破過曲線図、メーカーへの照会結果などに基づいて、
作業場所の空気中に存在する有害物質の
濃度、温度や湿度に対して余裕のある使用限度時間を予め
設定し、その設定時間を限度に交換
してください。また、使用中に臭気を感じたり、異常を感じた場合には
直ちに新しい吸収缶にお取替えください。
【保管方法】
外気と遮断し、乾燥した冷暗所に保管してください。吸収缶は1個ずつビニール袋で密封しており、製造
年月より約2年間は性能低下はほとんどありませんが、2年を経過したものは使用を避けてください。
また、袋に穴があいていたり破れていると空気中の水分やガスを吸着してしまい除毒能力が低下、
もしくはなくなっている場合がありますので注意してください。未開封の状態でも、缶に大きなへこみや
サビ、その他異常が認められた場合は危険ですので破棄してください。