- 著者 : 小川洋子(著)
- 出版社名 : PHP研究所
- シリーズ名等 : PHP文庫 お55-1
- 発売日 : 2006年10月
- ISBN : 9784569667010
- 『博士の愛した数式』の著者、小川洋子の作家デビューから10年の間に発表された初期エッセイをまとめた一冊。▼金光教の離れで暮らした子供時代、学生時代の思い出、アンネ・フランクへの思い、子育て、そして家族、取材や旅行で訪ねた町の思い出……。何気ない日常生活を描く静謐な文章のなかに、作家が生み出す不思議な世界観を垣間見ることができる。▼「小説を書いている時、私はいつでも過去の時間にたたずんでいる。昔の体験を思い出すという意味ではなく、自分がかつて存在したはずなのに今やその痕跡などほとんど消えかけた、遠い時間のどこかに、物語の森は必ず茂っているのである。今、また新しい小説を書いている。日曜日も誕生日も春休みも無視し、現在の時間の流れとは無関係に過去の森の奥へ奥へと分け入り、少しでも明確な言葉を聞き取ろうとして耳をすましている」▼そんな著者が、言葉の石を一個一個積み上げるようにして綴った珠玉の54編。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。
閉じる
閉じる
閉じる
再入荷リクエストが完了しました。
リクエストした商品が再入荷された場合、
メールでお知らせします。
閉じる
再入荷リクエスト
リクエストした商品が再入荷された場合、
メールでお知らせします。
上記期間を経過しても商品が再入荷されない場合、設定は自動的に解除されます。(上記期間を経過するか、商品が再入荷されるまで設定は解除できません)