![]() ■“タンニン”って何? タンニン (tannin) とは植物に由来し、タンパク質、アルカロイド、金属イオンと反応し強く結合して難溶性の塩を形成する水溶性化合物の総称であり、植物界に普遍的に存在しているもの。いわゆる“ポリフェノール”と呼ばれるものの一部で、お茶やワインなどにも含まれ薬用植物として用いられるものです。 |
![]() 生前「皮」の時点で付いた 「シワ」などの痕 |
![]() 染める際に革の厚みのによる 色ムラ |
![]() 皮の薄い部分・関節部分など 斑に薄黒く色ムラ |
◎本革のシワ・色シミについて 植物タンニン鞣牛革は、合成皮革や柔らかい鹿革・ラム革等に比べ取り扱いが難しく、 生前「皮」の時点で付いた「キズ」や「シワ」などの痕が残っている場合がございます。 表面を加工しツルツルとしたムラの無い革に仕上げる技法もございますが、当社では 革本来の風合いを楽しんで頂く為にあまり加工せず、より革らしい表情を残す革を使用しています。 ※当社では、目立つキズのあるものは検品して除外しており、製品として耐えうるもののみを出荷しております。 ◎本ヌメ革について 染色を全く施していない「本ヌメ革」は、使用する程に経年変化します。 人の肌と同じく日差し(電気の光でも)によって革が日焼けしたり、また汗や 手の油分が革に入り込む事でも変色します。 革製品を長く使用するには油分が不可欠ですので色の変化は避けられません。 革の特性ですのでご理解くださいませ。 本ヌメ革は、牛の皮膚そのものを色濃く残す革ですので、皮の薄い部分・関節部分などに斑に薄黒く色ムラが ある場合がございます。 外的要因の「カビ」などではありませんので製品衛生上・構造上、共に問題はございません。 ◎革の匂いについて 当社使用の天然植物タンニン鞣革には、ものによって強い匂いを発するものがございます。 皮革本体、鞣液、染料の匂いですので使用を重ねる毎に匂いは消えて参りますが、気になる場合は風通しの良い 場所で数日間日陰干しをして下さい。 消臭液・スプレーをかけると、付着した部分が変色する場合がございますので、目立たない場所でお試しになってから ご使用ください。 ◎革のメンテナンスについて いかに強固な天然皮革とは言えど、放置しておくと油分が抜け、革が硬くなりヒビ割れする場合がございます。 冬場の人の肌と同じく、革にもある程度の油分が不可欠となり、メンテナンスは長く愛用するには無くてはならない作 業です。(特に可動部分、折り曲げたりする部分には常に柔軟性が必要です。) 可動部は定期的にマスタングペースト等の「保湿オイル」でオイルアップを行って下さい。 また長期間ご使用にならない場合は、保管前にオイルアップすることでカビを防ぐ効果もございます。 水に濡れた天然皮革は、水分の蒸発と共にオイルが抜けたり、染みた部分が跡に残ったりします。 悪天候の場所でご使用になる場合は、事前にラナパー等の「コーティングオイル」などで表面を保護して下さい。 ※撥水スプレーなどは革に染み込み、悪影響を及ぼす場合がございますので目立たない場所でお試しになってから ご使用ください。 以上をご確認頂き、ご理解・ご了承の上ご購入して頂きますよう宜しくお願い致します。 |