トートワーズ・クリーク は、フランス・ラングドック＝ルーション地方の注目ワイナリー。


夫婦共に強いワインへの情熱を持つ、マスター夫妻が手がけています。


夫のメルヴィン・マスターさんは妻のジェイニーさんと結婚後、ワインビジネスの為イギリスからフランスに転居、「マスターワイン」という会社を１９７０年に設立し、フランスワインの販売を始めました。


現在では「ボジョレーの帝王」という呼び名で有名な名醸造家、ジョルジュ・デュブッフ氏が当時南ローヌを開拓しており、そのワインに引き合わされたメルヴィンさんは大きな影響を受け、彼のワインを中心にアメリカに売りこんでいたそうです。



とりわけ南フランスのワインに造詣が深いメルヴィンさんは、やがてコート・デュ・ローヌのワインについて本を共同で執筆するなど名声を高め、奥さんと共に世界に活躍の場を広げて行きます。


カリフォルニアでは 「ジョーダン・ワイナリー」 からプロデュースを依頼され、ブドウの生産から営業までワイナリーのすべての面に携わり大成功を収めました。


現在でもジョーダン・ワイナリーは、カルト的なブランド化の流れとは一線を画しながらも、全米のレストランから根強い支持を受けている素晴らしいワイナリーです。



またヴァン・ド・ペイ・ドックの地では、 「レ・ジャメル」 というワイナリーを設立。


リーズナブルな価格ながら高い品質を持つワインを生産しているワイナリーで、現在ではコンクール入賞の常連、 「ワイン・アドヴォケート」「ワインスペクテーター」「デキャンタ」 等の著名な評誌に掲載され、ワイン王国でも５つ星を獲得しました。



このように各地で実績を残してきたマスター夫妻はとどまる事なく活動を続け、現在はその強い情熱を、今回ご案内する 「トートワーズクリーク」 に向けています。


ラングドック・ルーションから産まれる数々の安旨ワインの中でもとりわけ高品質なワインを造っており、 「ワインスペクテイター」ではこのお値段からは考えられない８７点という高得点を叩き出す掘出し物を産み出しているんです！



実はこのワイナリー、本当は夫妻が経営しているアメリカのレストラン専用に設立したんだそうです。


マスター夫妻はレストランの経営にも手腕を発揮する優れた経営者で、かなり人気を博したお店を各地に展開してきたのですが、 いつの間にやら世界各国にトートワーズクリークを輸出する事 となってしまった為、生産量はそんなに多くないんだとか。


それにしても優れたワイン造りの傍ら、外国で人気レストランのオーナーもこなしてしまうというビジネスのセンスとエネルギーには脱帽です…。



ワインと共に人生を歩んだスゴ腕実業家夫妻が造る、ハイコストパフォーマンスワイン。

お手頃なお値段なので常備用としても最適、ラングドック・ルーションの素晴らしさを再認識する、嬉しい発見になると思います！

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