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飲み頃になるまで出荷はしないというポリシーを守る、アルザス注目の女性醸造家!
珍しいアルザスの2005年産熟成飲み頃ワイン!
8年熟成を経て複雑さも感じられる、アルザスワインのまた違った魅力をお楽しみ下さい!
フランスの北東部、ドイツとの国境付近に位置するアルザス。ボトルの形や使用されているブドウ品種もドイツとの共通点が多く見られる地域です。
ドイツに占領されていた時代もあり、ワイン文化は安定して育まれてきたとはいえませんが、1970年代にはアルザス・グランクリュが制定されるなど、ブドウ品種別のラベル表示だけでなく、地区による格付けも行われるようになるなど、進化を遂げています。
また、マルセル・ダイスを初めとして、テロワールを表現する為、ブドウはブレンドしても構わないといった革新的な生産者も出てきており、その注目はますます高まってきています。
アルザスの代表的なブドウ品種といえば、リースリングやゲヴェルツ・トラミネールなどのドイツ系品種が多いですが、ドイツワインと比べると、甘口より辛口タイプが多く、スッキリとした味わいを楽しめます。
一方で、ある程度熟成期間を経た飲み頃のワインとなると、アルザスではあまり見かけることがありません。そんな中今回ドラジェに入荷してきたのは、、、
●8年熟成を経た、2005年産のアルザス白ワイン3種類!
このワインを生産しているのは、イギリスをはじめ各国のワイン市場で話題となっている、アルザスの新世代女性醸造家「カルメール・シモン・メッツ」です。
ストラスブールから西に20km、ロスハイム村で長らくぶどう栽培を営んできたメッツ家の前当主グザヴィエ・メッツは、1991年に「ドメーヌ・デ・シャルトルー」を設立し、ワイン造りを開始しました。2002年、「ペルノ・リカール・グループ」のワインメーカーだった息子のクリストフ・メッツが、パリやボルドーで弁護士として活躍していたカルメール・シモンとの結婚をきっかけにアルザスに戻り、ドメーヌを継承しました。
彼らは即座に一切の化学肥料や農薬の使用を止め、翌2003年からはビオディナミを開始して土壌の改良に取り組むと同時に、エコロジーの思想に基づいて醸造所を建て直しました(化学薬品で処理されていない天然建材や有機塗料の使用、ロウソクとLEDによる照明、カナダ式の自然空調等々)。
また、「私たち自身が本当に飲みたいと思うワインを造る」という哲学を遵守し、ぶどうを完熟させるために収量を30~45hl/haまで落としたり、ビン詰め後最低2年間はカーヴで熟成させ、飲み頃を迎えたワインのみを販売するといった改革を行いました。
2005年には、「私たちのアイデンティティをより端的に表現できるよう」、ドメーヌ名を「ブリムローズ」に改称(「ブリム」は、ラベルにも描かれているアルザスに咲く花の名前で、「ローズ」はドメーヌの所在村「Rosheim(バラの村)」のシンボルでもあるバラです。これらの花の香りは、私たちのワインかも感じられます)。同年に初参加した「ロンドン・インターナショナル・ワイン・フェアー」でも各国バイヤーの耳目を集め、錚々たるインポーターのアルザス・ラインナップを飾るようになりました。
しかし2008年、クリストフは脳の病気に冒され、闘病の末、他界してしまいました。そして、この時は誰も気づいていませんでしたが、奥さんのお腹には、夫婦が長年待ち望んでいた赤ちゃんが宿っていました。
すでに醸造学校も修了し、クリストフと共にワインを造っていたカルメール・シモン・メッツは、夫の意志を継ぎ、また、息子ティボーのために、アルザスではまだ極めて珍しい、女性醸造家の道を歩みはじめました。
今回ご案内するのは2005年ヴィンテージなので、まだ生前のクリストフ氏が生産に関わっていた時のもの。カルメール夫人がその飲み頃を迎えたことを確認し、リリースされました。
若いフレッシュなアルザスワインも魅力的ですが、熟成を経て複雑味が出てきたアルザスもまた素晴らしいです。今までアルザスに持っていたイメージとはまた少し違う世界が垣間見えると思います!
飲み頃を迎えるまで静かに保管されていた、2005年産のアルザス!
ゲヴェルツ、ピノ・グリ、オーセロワとそれぞれの品種の違いも飲み比べ頂けます!
フレッシュなアルザスとはまた違った複雑味を、リーズナブルなお値段でお楽しみ下さいませ!