ワイン生産量世界第２位のイタリアは、全ての州でブドウが栽培されていますが…


イタリアの州の中でも、ダントツの生産量を誇っているのが ヴェネト州 であり、安価でよく知られた ソアーヴェ から、乾燥ブドウで造る 高級ワイン・アマローネ まで、多種多様なタイプのワインが造られています。



大量のワインを世界に送り出すだけでなく、昔から銘醸地だっただけあって、ヴェネト州の銘柄はDOP（DOCG＆DOC）だけでも かなりの数！


ソムリエやワインアドバイザーなど、多くのワイン試験の受験者たちを、 今までさんざん泣かせてくれました（笑）


でもそんな幅広さも、ヴェネトという産地の魅力であり、マイナーな銘柄の中から美味しい1本を見つけるのも、ワイン好きの楽しみの1つだったりするんですよね。



今回当店がヴェネト州から発掘してきたのは、まさにマイナーな DOCブレガンツェ！


日本ではあまり、というかほとんど知られておらず、たとえ名前は知っていたとしても飲んだ事は無い、という方が多いと思います。


しかもブレガンツェ地方の看板になるのは、トルコラートと呼ばれる甘口ワインで、普通のワインになるとなおさら知名度は低く、日本ではかなり入手しづらい為 マイナーを通り越して、もはや「希少」 とさえ言えるかもしれません。



そもそもDOCブレガンツェは50,000本ほどしか造られていないのですが、その70％の生産量をカバーしているのが、今回ご案内する ベアト・バルトロメオ。


1950年のバレンタインデーに、わずか121人の農夫によって設立されたというこの協同組合は、1970年代には1,000名を超えるほどまでに拡大し、ワイナリーとして成長を続けてきました。



ご紹介するラインナップは、 DOCブレガンツェの赤と白の２種類。


赤はメルロー＆カベルネのブレンドで、しっかりとしたストラクチャーを持ち、ほどよいタンニンのフルボディタイプ。


白は土着の ヴェスパイオーロ という品種を100％使用、このブドウが完熟すると集まってくるスズメバチがその名の由来で、 アーモンドのような独特の香り が特徴、酸味が豊かでドライな味わいとなっています。



日本では入手しづらいヴェネト州のDOCブレガンツェ、ワイン好きの方、特にイタリアファンにとって、好奇心がくすぐられるワインです！

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