1992年に誰一人見向きもしなかった新潟の砂丘地に突如誕生した「カーブドッチワイナリー」


「新潟をワイン産地にする！」を目標に経営塾を開講、現在卒業生からなるワイナリー4軒が集まり「にいがたワインコースト」を形成しています。


そんな“親的存在”のカーブドッチは、「東京では勝負しない、新潟に足を延ばしてもらう、ワインが楽しめる場所を造りたい」と、様々な施設も建設しました。


ここは一つのテーマパークのようで、ワインだけじゃ無く焼きたてのパン、自家製のソーセージ、濃厚なジェラートが食べれたり、日帰り天然温泉もあったりします。


■カーブドッチワイナリー訪問レポートはこちら



そんな楽しいテーマパークとして成り立っているのは、もちろんワインが美味しいからでもあります。


欧州のテロワールと似ていると言われている新潟で、「国産生ブドウ100％、かつ欧州系のワイン専用種100％のワインを造る」という壮大なチャレンジですが、土地に合った品種を選ぶ事には大変な苦労と時間がかかるんです。


なんせブドウを植えてからワインに適した品質になるまで3年はかかると言われており、その結果次第では違う品種に植替えなければなりません。


白ワイン品種はシャルドネ、セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨンとピノ・ノワールを主力品種として育成していましたが、なんと！シャルドネの地位を脅かす品種が出現しました。


スペインが原産の「アルバリーニョ」です。


新潟の砂地には最適で、糖度も酸もバッチリ出る、これからのカーブドッチを背負っていく圧倒的なリーダーとなるでしょう。


現在シャルドネを減らし、どんどんアルバリーニョを植えており、生産量はまだ少ないですが、今後が楽しみのワインですね。



醸造に関してもぬかりはありません！ 若き醸造家、掛川氏が考える醸造とは、


ブドウの声を聴き、綺麗にストレスをかけず、ありのままに醸造する「クラシックスタイル」を目標とし、なるべく酸化防止剤を使わない「自然派醸造所」を目指しています。


そこで造られた液体は、ブドウの個性をそのままに、口に含むと柔らかな果実味と綺麗な酸がスルスルと喉の奥に流れ込み、体に優しく染みいる。


海外のワインと比べると「薄い」と表現される事も多い日本ワインですが、日本人の味覚は、出汁（ダシ）＝旨味と感じますよね。


それです！このワインは飲み終わりに思わず「ふぅ～っ」と声が漏れる味噌汁的存在！


「これが日本のワインです」と胸を張って言い切れる、日本ワインの基準になる味わいだと思います。



その純粋な造りである「クラシックスタイル」とは真逆なベクトルで造られたワインが存在します。その名は…


「どうぶつシリーズ」


急に可愛らしいネーミングが飛び出ましたが、造られたワインは本物です。


先に紹介した、にいがたワインコーストの他ワイナリー、カーブドッチの子供たちとも呼べるワイナリーが、各自自由で 個性的なワインを造っているのに対し、カーブドッチの醸造責任者、掛川氏も刺激を受けない訳がありません。


「自由で好きなワインを造りたい！」と、酸化防止剤をゼロに抑え、風味がいろいろなところから飛びでてくる、 優しい旨味のあるワインを作り出しました。


カーブドッチのレギュラーワイン「クラシックスタイル」と切り分けるため、かわいらしい動物のエチケットとなったワイン。


生産数が少ないのとマニア層に絶大の人気があるため、大変希少な「はぐれメタル的アイテム」となってしまいましたが、なんと！2アイテムが入荷しました！


その中でもお勧めは「むささび（ブランドノワール）」


柔らかい泡が口の中でしゅわ～と、体に染み入る優しい味わいがたまりません！


むささび、飛んでっちゃいますからね、逃げられる前にゲットです！



クラシックな造りである「日本の基準になるワイン」と、醸造家の冒険心、探求心の塊「どうぶつシリーズ」。

2つのコンセプトで造られた新潟を代表するカーブドッチのワインを是非味わってみて下さい！

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