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【学名】Foeniculum vulgare var. dulce
【別名】茴香(ウイキョウ)・フヌイユ
【科・属名】セリ科ウイキョウ属 【原産地域】地中海沿岸、アジア西部 【自生地環境】1・2年草
【日あたり】ひなた 【水やり】普通 【開花時期】5月中旬~6月上旬
【樹高・草丈】1.5~2m
【利用法】
ローマ時代には、大蛇が視力を良くするために、フェンネル(茴香、ウイキョウ、小茴香)の汁を吸うと信じられていました。
古くから薬草として利用されてきたフェンネルシードは消化を鎮め、授乳中は母乳の出を促進します。ただし、妊娠中は摂取を避けましょう。また、中国では、脾と腎への強壮作用(効能、効果、効用、薬効)があるとされ、泌尿生殖器の不調和に使用(利用)されています。日本でも江戸時代の小石川植物園で薬草として栽培されていた歴史があります。
フェンネルは薬草としての利用のほか、葉や種、茎をお料理にも利用します。ヨーロッパで種はパン生地やクッキーに練りこんだりもします。茎が肥大化するフローレンスフェンネル(伊:フィノッキオ)は、茎野菜としてイタリアで好まれています。葉はサラダに、またおフィンランドなどの北欧では魚と非常に相性がいいので鮭などのお魚と一緒に焼いて香りづけに利用します。葉(リーフ)は、ティ、ピクルスやハーブビネガーなど、種もピクルス、ビネガーに使用します。インドなどのカレー食文化エリアではカレーの材料として種を磨り潰したスパイスを他の数種のスパイスとともにカレーパウダーにブレンドします。また、そのまま種を口に含み食後の口臭予防にも使用されています。
フェンネルシード(フェンネル種子)から抽出したカテゴリーリンク0000000169/#fennel">フェンネル油(エッセンシャルオイル/
精油)は、去痰薬として咳や呼吸器系に良いとされています。
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