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ドイツのみならず、世界中にファンが多い、アール地方の名門マイヤーネーケル！ 希少品種★フリューブルグンダーのエレガントな赤ワイン！

[マイヤーネーケル　フリューブルグンダー　2016]

ワインの産地はアール地方。ワイン造りの北限と言われる北緯50度のアール地方はドイツ西部で最北に位置し、ドイツの中でも小さい産地のひとつ、生産のほとんどが赤ワインです。 1000年以上前からブドウの栽培が行われており、シュペートブルグンダーの栽培に力を入れだしたのは18世紀からです。 アール地方は畑の８０％以上で赤ワイン品種を栽培していて、特にシュペートブルグンダーは総栽培面積の60％以上を占めています。 シュペートブルグンダーに次いでポルトギーザ―、そしてこのワインに使われる品種、フリューブルグンダーが栽培されています。

特に、このフリューブルグンダーはアール地方の特産といっても過言ではない、アール地方を代表する品種。 フリューブルグンダーは早熟ブルゴーニュ種の意味で、アールで最も栽培されている品種のシュペートブルグンダーより早熟。 フリューブルグンダーはシュペートブルグンダーの突然変異種でもあり、アール地方やモーゼル地方など、限られた産地でしか栽培されていませんが、その繊細な味わいから根強いファンがいます。

アール地方のブドウが育つ環境もユニーク。西南西から東北東に流れるライン川の支流アール川の谷間には南向きの険しい斜面に沿ってブドウが栽培されています。 土壌はスレート（粘板岩）、グラウヴァッケ（硬砂岩）、レス、ローム、小石、火山岩等のアール地方特有のテロワール。 南向き急斜面のスレートや粘板岩等は、日中に備蓄した太陽熱を夜間に放出しブドウの生育を手助けしてくれます。 また、アイフェル渓谷の山々に保護された狭い谷間で熱がたまりやすく、ブドウの生育に理想的な微気候と言われています。 よって、緯度はかなり北に位置しますが、しっかりと熟した良質なブドウが収穫されるのです。

しかもこの生産者さんの経歴が面白い。以前、体育と数学教師の仕事をしていましたが、1980年代に醸造家の父親の後を継ぐことを決心して、ワイン造りの道に転身。 二人の娘さんがドイツの醸造学における名門ガイゼンハイム大学で学び、様々な産地で修業を積んだ後、ワイン造りに加わってからさらに洗練度が増し、品質も向上し続けています。 ワイナリーはシュペートブルグンダーとこのフリューブルグンダーのスペシャリスト!!

このワインに使われるブドウが育つ畑の土壌は、スレート（粘板岩）。アール地方の典型的な土壌です。南向き、標高150mの畑。収量は38hl/haとかなり抑えています。 醸造は、ステンレスタンクで醸し、300Lの木樽で発酵（マロラクティック発酵あり）。 そののち、300Lの木樽で11か月熟成。濾過の後、瓶詰。無清澄。

エレガントで繊細な味わいと、力強さを兼ね備え、この品種においては別格の味わいです。 是非、世界中の愛好家から愛される、マイヤーネーケルのワインをお試しくださいませ。