≫和ハッカとは…
ニホンハッカ（日本薄荷、学名：Mentha arvensis var. piperascens）は、日本在来のシソ科ハッカ属の多年草。
国外では通称、和種薄荷（ワシュハッカ、Japanese peppermint）と呼ばれているハーブの一種。単に薄荷ということもある。
清涼感がするのは爽快な香りや、多く含まれているメントールの性質（体中にある冷たさを感じる受容体を刺激したり、常温で昇華するため気化熱を奪ったりする）によるもの。

≫生産者
北海道紋別郡滝上町
さばいでぃ農園
藤村　利史さん
1975年 東京生まれ


＜藤村さんからのメッセージ＞
1999年に滝上町に移り住み、アジア雑貨店さばいでぃを経営しながら農園をはじめ、十数年。 2007年に地元に根ざした生き方をしたいという思いから和ハッカを作り始めました。 あまり知られていませんが、国産和ハッカがほとんどが滝上町で生産されています。 北見（ほとんど今は作られていないが）に負けないブランドを作っていこうと頑張っています。滝上町にもハッカ農家は現在6件しかありませんが… さばいでぃ農園の畑は沢の一番上流にあり、山に囲まれた最高の環境で無農薬栽培で育てています。たまに鹿やきつねなども遊びに来、熊さんは人のいない時間帯にのぞきに来ているみたいです。
2009年からは化学肥料をやめ、鶏糞肥料などで育てているため収穫量は多くはありませんが、そんな心地よい場所で育ったハッカたちは甘く野性味のある爽やかな香りがします。そして当農園のオイルはハッカ脳（薄荷の油分に含まれる結晶分こと）を抽出していないためメントール成分がふんだんに含まれているオーガニック天然オイルです。そして当農園のオイルは安心安全の無農薬栽培のため、希釈すれば肌につけることも飲用することも可能です。

≫ハッカ水の作り方
スプレー容器に水（精製水か水道水）100ccに対しハッカ油1滴を入れてよく振ったらできあがりです。
水と油は混ざらないので、ご使用前によく振ってください。
防腐剤が入っていませんので冷蔵保存でおよそ1週間ほど大丈夫です。 真夏のおでかけ時に持ち出したいときは、水全体量30％ほどをアルコールにすると そのまま常温保存ができます。

≫オーガニックの虫対策スプレーに
90mlの水に5滴程度をスプレーボトルに入れ、無水エタノール(10ml)をよく混ぜてお使いくださいませ。（水の量の約1割無水エタノールを混ぜるとよく混ざります）
こちらのスプレーを網戸や玄関に吹きかけてお使いすることも出来ます。また、お部屋の消臭剤としてもお使いできます。

≫重曹と混ぜて、入浴剤に
浴槽いっぱいのお湯に重曹1カップと、ハッカ油を3～5滴ほど混ぜると、入浴剤としてお使いできます。
※入れ過ぎにご注意下さい。一定量以上のハッカを入れると、身体が寒く感じ、皮膚がヒリヒリすることがあります。

≫精油分析表
（2013年作成/東京農業大学 生物産業学部）

	含有%
＊テルペン系炭化水素
b-ピネン	0.482
b-フェラドン	0.273
d-リモネン	0.474
カリオフィレン	0.73
＊テルペン系アルコール
l-メントール	71.269
ネオメントール	2.06
＊ケトン
l-メントン	12.873
イソメントン	5.114
ピペリトン	1.877
＊エステル
メンチルアセテート	4.8493
合計 87.978