![仏像 子安地蔵菩薩 金](https://img.ponparemall.net/imgmgr/25/00110625/cabinet/butuzou/koyasu_1.jpg)
鋳造仏像において国内随一の産地を誇る銅器の町「高岡」。
仏教に深い関わりを持つ土地柄で、仏像や仏壇・仏具の製造も盛んで、
鋳造、仕上げ、色付けなど、伝統工芸を受け継ぐ職人たちの技と豊かな感性により、
ひとつひとつ丹精を込めて作られています。
そんな高岡の町で作られているこの鋳造仏は
「仏師」と呼ばれる「仏像の匠」牧田秀雲氏によって原型が作られています。
そして、心を込めて作られた原型から精度の高い型を作りあげられます。
型に金属を高圧で流し込み凝固させるダイカスト製法は、
他の鋳物に比べて精度が高く、鋳肌が滑らかで美しく仕上がります。
その後、熟練の職人によって1品1品着色され、完成していく鋳造仏像。
「仏師」の繊細な技術と現代の鋳造法が融合して出来上がった仏様のお顔は、
とても繊細で美しく存在感があります。
日々の暮らしの中で仏様の存在を身近に感じることができる最高の「鋳造仏」です。
地蔵菩薩は、「お地蔵様」と呼ばれ、身近で親しまれている菩薩様です。
お釈迦さまが亡くなった後、56億7000万年間ものあいだ、
世界は仏のいない時代となってしまうため、
人々を守るようにとお釈迦様からいわれ、現れたのが地蔵菩薩です。
お坊さんのように頭を丸め、袈裟(けさ)を身につけ、
優しく子供を腕に抱えています。
子安地蔵は「水子地蔵」「子育地蔵」とも呼ばれ、
生まれる前に亡くなられたお子様の供養や
安産をお祈りする地蔵様として、妊婦やその家族からも親しまれています。
家族に心の安らぎを与えてくださるお地蔵さまです。
慈愛に満ちた眼差しで、おだやかなお顔です。
菩薩の中では珍しくお坊さんと同じように頭を丸めています。
丸坊主の姿をされていることは「我々衆生の身近に居りますよ」
という優しい気持ちのあらわれでしょう。
右手には
錫杖(しゃくじょう)といわれる
悪いものを退散させる杖。
世界をじっくり歩いて
人々を救っているのお地蔵様には
必需品です。
左手に乗せているのは
「宝珠」といわれる玉ねぎのような玉。
病を治したり、望むことを全て
手に入れることができる
すごい宝の珠なんです。
正式名は「如意宝珠」。
布一枚まとったシンプルな服装。
これもお坊さんと同じで袈裟を身につけています。
泥水が濃ければ濃いほど、大輪の花を咲かせる蓮の花。
きれいな花を咲かせるには泥は必要だということです。
泥は「迷いの世界(現世)」。蓮華は泥に染まらない「悟りの世界」。
つまり、人は悲しみや困難を経験しないと悟ることはできないということです。
菩薩様は、悟りを開いて仏になった「証」として蓮華座に乗っておられます。
寸 法:高さ15.0cm×幅6.5cm×奥行6.5cm
:身丈6.0cm
重 さ:620g
材 質:合金製
仏 師:牧田秀雲
純金メッキ仕上げ・化粧箱入
頭をからっぽにして、何も考えずに感じる。
仏像は難しいものではなく感じるもの。何も考えずに仏像の前に立つ。写真を眺める。
そのうちに自分にとって特別な仏像に必ず出会えるはず。
気に入った仏像が見つかったら、手元に置いたり、会いに行ったり。
私の好きな仏像は不動明王様。元気がない時や力が湧かない時、会いに行きます。
見た目はとても怖い顔で怒られているような気もしますが、いつもパワーをもらって帰ってきます。無条件に感動したり、美しくただありがたい、そういう不思議な力が仏像の魅力なのかもしれません。