知っていますか?米沢牛が美味しい理由

米沢は山形県の最南端に位置し、山形県の母なる川「最上川」の源流である吾妻山等の連山に囲まれた盆地です。
夏は高温多湿で30℃を越える真夏日は50日位あり、冬の冷え込みは厳しく、最高気温が1日を通して氷点下となる真冬日も20日間位あり最低気温は-10℃以下になります。
また、平年の最高積雪深が約100cmに達するほどの降雪量があり特別豪雪地帯に指定されています。

このように夏は暑く冬が寒い、寒暖の差が激しいところです。
吾妻山から湧き出る水と水稲単作地帯ゆえに稲わらが豊富にあり米沢牛の質をさらに高めております。
このような自然環境に加えて米沢牛生産農家の愛情と長い伝統に培われた 飼育技術によってきめ細かい肉質と風味豊かな米沢牛が生産されているのです。

米沢の自然
山形セレクション

「山形セレクション」とは

今の時代は、人々の価値観が多様化しており「本物」が評価される時代へと変わりつつあります。
山形県独自の基準「山形基準」に基づいて厳選されたもので「山形の宝」として、全国・世界へと発信していく試みで作られたものが山形セレクションです。
「米沢牛」も下記の認定基準をクリアーすることにより山形セレクションとして認定され山形県のお土産として高い評価を得ることになります。

  • 品 種/ 「黒毛和牛」
  • 未経産雌牛
  • 畜時月齢「満30月」以上
  • 山形県内で飼養された期間が最も長く、かつ、当該期間が18月以上
  • 肉質等級「A-5」のうち霜降り具合「BMS No.10」以上

米沢銘柄推進協議会によって米沢牛の定義が決められております。「さかの」では、米沢牛の中でも、さらに独自の目利きによって厳選した最高級牛肉で、肉質や脂質が優れた米沢牛を仕入れ販売しております。

中途半端な牛肉を販売することなく米沢牛ブランドを保ち続けているのです。

A5・A4等級

下記の条件をすべて満たしたものを米沢牛と認めて、枝肉に証明印を押印する。

  1. 飼育者は、置賜三市五町(※1)に居住し米沢牛銘柄推進協議会が認定した者で、登録された牛舎での飼育期間が最も長いものとする。
  2. 肉牛の種類は、黒毛和種の未経産雌牛とする。
  3. 米沢牛枝肉市場若しくは東京食肉中央卸売市場に上場されたもの又は米沢市食肉センターでと畜され、公益社団法人日本食肉格付協会の格付けを受けた枝肉とする。但し、米沢牛銘柄推進協議会長が認めた共進会、共励会又は研究会に地区を代表して出品したものも同等の扱いとする。また、輸出用は米沢牛銘柄推進協議会が認めたと畜場とする。
  4. 生後月齢32ヶ月以上のもので公益社団法人日本食肉格付協会が定める3等級以上の外観並びに肉質及び脂質が優れ ている枝肉とする。
  5. 山形県の放射性物質全頭検査において放射性物質が「不検出」(※2)であるものとする。
(※1)置賜管内の三市五町:米沢市、南陽市、長井市、高畠町、川西町、飯豊町、白鷹町、小国町
(※2)定量下限値 25Bq/kg

【平成26年12月1日取引分より改定】