エスクデロ=3代目、現当主の父によって設立されました。
リオハの伝統的赤ワインを作っていたエスクデロですが、 当時生まれたばかりのシャンパン製法のスパークリング、「カヴァ」に魅力を感じ、 彼の本拠地リオハでも造るため自身の名前「ボデガス・エスクデロ」をつけたボデガを作りました。

カタルーニャ地方ペネデスで、メストレス社が造り始めたカヴァの噂をいち早く聞きつけ設立。
カヴァの一大産地ペネデスから遠く離れた場所リオハにありながら、 スペインで17番目に登記された醸造所です。
リオハという土地は、実は2000m級の山に囲まれた、標高300~600mと、スペインでも標高の高い地域。
そのため昼夜の寒暖差が大きく、大西洋から吹く風が山にぶつかることで生まれるミクロクリマと呼ばれる特殊な気候条件があり、 それらが赤ワインだけでなく、スパークリングワインのブドウに対しても素晴らしい環境をもたらします。

またリオハは乾燥した土地である為、ぶどうに凝縮感がでます。

ボデガス・ヴァルサクロではこれら土地の特徴を利用し、凝縮感や、
スパークリングワインに欠かせない味わい、「シャープでエレガントな酸」を表現します。
・伝統的製法=シャンパン製法
瓶内二次発酵と呼ばれるこの製法で造られるスパークリングの代表はフランスのシャンパーニュ。
酵母の力で1本1本丁寧に、肌理細かいクリーミーな泡を作ります。 この製法のおかげで、ただ強いだけでなく、長時間続く美しい泡ができあがります。

・長期間にわたる瓶内熟成
ボデガス・ヴァルサクロ(エスクデロ)では、それぞれのカヴァをしっかり熟成させることに強いこだわりを持ちます。
リオハで古くからトップクラスの赤ワインを造ってきた歴史を持ち、 熟成についてノウハウを持つ彼らならではの「こだわり」です。
DOカヴァの法定熟成期間は9カ月とされますが、 リクオ・ロスでは、ROSADOが24カ月、Brutに至っては、36カ月というこだわりようです。

36か月というと、シャンーパーニュのプレステージクラスに要求されるのと同等の熟成期間。

このリクオ・ロスは、地元の祭事などでも出す特別なカヴァ。
そのため、熟成期間も他のカヴァに比べて高いのです。

伝統製法(シャンパン製法とも呼ばれる)で造られるスパークリングワインで行う工程です。
まずベースのワイン、酵母、リキュールをボトルに詰めます。 そのボトルの中で、酵母がリキュール(糖分)をもとに二酸化炭素を発生させ、それがワインにゆっくりと溶け込んでいきます。

こうして、機械などでは得られない、自然の力による繊細な泡が造られるのです。
早ければ数週間でボトル内一杯の泡を作りだしますが、バランスが取れた、 素晴らしい味わいとするためには、さらに熟成させる必要があります。
特に数年という単位でボトル内熟成させたものは、「プレステージ」と呼ばれ、 微細でクリーミーな泡や、複雑な香味を持つ特別なボトルになります。
一般的にカヴァで9カ月、シャンパンは15カ月、ヴィンテージなどのプレステ—ジキュヴェでは36か月熟成をさせなければなりません。