ジュヴレ・シャンベルタンにあるこのワイナリーは、アンヌとセバスチャン・ビドーの40代の夫婦によって営まれています。
旦那のセバスチャンは、元々ピュリニー・モンラシェのワイナリーの家族に生まれました。その後奥様のアンヌさんと出会い、結婚。その後アンヌの父親のワイナリーでワイン作りをしていました。今でもそのドメーヌのワインも作っています。
ピュリニー・モンラシェの家族はその後ブドウ畑を売ってしまい、その売ったお金の一部をセバスチャンが手に入れて、ジュヴレ・シャンベルタンにブドウ畑を購入。それがドメーヌ・ビドーです。
見学の当日、セバスチャンはタンク室を大掃除していました。
それというのも、新しいタンクが翌日に来るからきれいにしとかないといけなかったそうです。
醸造所は小道からさらに奥の、少し分かりにくいところにありました。
規模も家族経営の小さな醸造所でしたが、アンヌの家族のドメーヌのワインも作っていて整然としていました。
タンク室には丸いステンレスタンクと四角のものがあり、今回増えるのは温度コントロールができる、丸い大きなステンレスタンクだそうです。
貯蔵庫は3か所に分かれており、その中の一つがドメーヌ・ビドーのためのセラーになっていました。
その隣のオフィスには、なんとドラムのセットが!アンヌとセバスチャンの二人の娘さんが使っているそうです。一人はサックス、もう一人はドラムをしていて、セッションされるそうです。
貯蔵庫にはたくさんワインがありましたが、もう全て買い手がついているそうです。
ワイナリー見学の後は、近くにあるビドーの畑を見せてもらいました。
風の強い日でしたが、快く見学させていただきました。
ぜひ娘さんと共に日本に来てくださいとお話してドメーヌを後にしました。