シャトーポンタック・ランシュ訪問

ボルドーのマルゴー村に畑を所有する、ボルドーの中ではプティシャトーに入る少量生産の小さなシャトー、 シャトー・ポンタック・ランシュを訪問しました。

本当にすぐ隣にあのシャトー・マルゴーの白亜のお城があるんです!

他にも、格付け2級の「シャトー・ローザン・セグラ」や、

スーパーセカンドとして有名な「シャトー・パルメ」も隣の素晴らしいロケーションの希少なプティシャトーなんです!! これは期待できる!と思い、小さな醸造所へ入れていただきました。



天気はあいにくの雨でしたが、愛犬と一緒に当主のマリーさんが出迎えてくれました。

まずはシャトー・ポンタック・ランシュについてご紹介いただきました。
こちらのシャトーは、8haの畑を所有するプティシャトーで、近隣では30~50ha、 また大きなところで100haも所有するシャトーがひしめくマルゴー村の中でも特に小さなシャトーです。
また周りの著名なシャトーの畑などどのような位置関係にあるのかも大きな写真と一緒に説明してくださいました。
また、シャトー・ポンタック・ランシュは、1932年からクリュブルジョワに格付けされており、 メドックのクリュブルジョワの中でも古いものの一つだそうです。

こちらは熟成庫。
新樽と1年ほど使用の樽がワインとともに静かに熟成されていました。
シャトー・ポンタック・ランシュのワインは、すべて樽で12か月~14か月ほど熟成されるそうです。
また新樽比率は、最低でも3分の1は使用するそうです。残りの樽も1年から2年ほど使用されたものを使うそうです。


そして最後にポンタック・ランシュの2007年、2010年、2011年、2012年ヴィンテージを試飲させていただきました!
カベルネ・ソーヴィニョンとメルローの比率が同じくらいですが、カベルネ・フランも入っているため、 全体的にはカベルネの比率の高いワインです。
ヴィンテージによっても特徴が様々ですが、とても品のあるしなやかなつくりのマルゴーらしいワインで、 シャトー・ポンタック・ランシュの女性当主マリーさんの丁寧なワイン造りを感じるワインでした。

もともと生産量が少ないシャトーですが、訪問した際にお願いして希少なバックヴィンテージをわずかですが今回分けてもらうことができました!
今後のヴィンテージも期待できますのでまずは今回入荷のワインで著名シャトーに囲まれる希少なプティシャトーをぜひお試しください!!

今回訪れた、ボルドー・マルゴー村のシャトー・ポンタック・ランシュの醸造所・テイスティングルームを見学&試飲させていただきました。 ほんの一部動画にまとめましたのでご覧ください。
一部聞き取りにくい個所がありますので、翻訳テキストをお読みいただければと思います。


●聞き手: ネットショップ店長田中、仕入れ担当セバスチャン