縦長のZKM901はコチラをご覧下さい。

［レザーについて］
イギリスのチャールズ・F・ステッド社が製造する、クードゥーレザーを使用。同社はデザートブーツやワラビーでお馴染みの某英国シューメーカーにスエードを供給する、老舗タンナーとしても知られています。クードゥーは、アフリカに生息する鹿のような角を持ったウシ科の草食動物。クードゥーレザーの特徴は見ての通り、銀面のワイルドさにあります。野生を生き抜いたことを証明する無数の大きなキズ・ひび割れたようなシワ・大胆な色ムラなど、革の表面に残された痕跡そのものをオリジナリティー溢れる天然の模様として表現した、野性味を感じる素材です。どこを見ても傷だらけなので、きれいな革を好む方には不向きかと思われますが、それこそがクードゥーレザーの魅力。生き物の個体差が生み出すデザインの偶然性を楽しめる、一部の革マニアの方々にのみオススメしたい逸品です。質感はマットで、手触りはしなやか。それでいて、牛革のような強さも持ち合わせています。たっぷりと含まれたワックスが馴染むと、見違えるようなエイジング（経年変化）を見られることでしょう。

［デザインについて］
ややコンパクトなサイズ感の縦型のラウンド二つ折り財布。現金やカードなど十分な収納力を備えた人気のお財布です。ジッパーでコの字型に全体を閉じられるので、安心して使うことができます。クードゥーレザーの表情を余すことなく活かすよう、シンプルなつくりになっています。本体全面には、一枚革のクードゥーを贅沢に使用。周囲を細太二本のステッチで縁取って、クラフト感を演出。前面にBAGGY PORT（バギーポート）のロゴマーク、背面にはKUDU LEATHER ENGLAND TANNERY（英国タンナー製クードゥー革）の文字を刻印。内装は、本体同色のクードゥーレザーとコットン生地のコンビ。YKK社のファスナーにも、意匠へのこだわりが見られます。野性的でありながらも気高さを感じるクードゥーレザーの空気感に見合った、ディテールの仕込みが秀逸です。

［アイテムについて］
ロングウォレットよりも小さく、ミドルウォレットより気持ち小さめのハーフウォレット。容量はロングウォレットと遜色がないくらいです。ファスナーを開けると、カードポケットが左右に縦入れで5枚と、左のポケット裏に3枚。札入れにある隠しカードポケット2つを合わせると全部で10枚のカードが収納できます。また3箇所あるサイドポケットもカードの収納場所として使えます。札入れは中仕切りで2室に分かれており、お札とレシートなどを区別して収納することができます。片側が大きく開くのでお札の確認がしやすく、一方向だでなく斜め方向に引き出すことができるため、もたつきにくく支払いもスムーズに。小銭は視認性の高いボックス型のコインポケットを採用。大きく開くので出し入れもスピーディです。