袱紗の役割：

元々は大切な荷物を保管したり運ぶ時の日焼けや汚れ防止のための一枚の風呂敷だったものが、裏地を付け、四方に亀房という房付きのものに代わり、慶弔行事における熨斗袋を贈る際に広蓋と併せて用いられるようになりました。現在では袱紗はおもに冠婚葬祭の場で、熨斗袋（祝儀袋・不祝儀袋）を贈るときに使用されます。熨斗袋の水引きのくずれを防いだり、汚れやシワがつくのを防ぐ実用性だけでなく、先方の心中や祭礼を重んじ、礼節と細やかな心遣いを示すために用いられます。STYLE fukusaでは袱紗をより現代にアレンジしたファッショナブルなものとしてご提案致しております。

袱紗の種類：

袱紗には台付き袱紗、爪付き袱紗、金封袱紗の３種類があります。
・台付き袱紗は簡易の切手盆が付いており、先方に渡すときに台の上に置いて差し出せます。
・爪付き袱紗は風呂敷より一回り小さな四角い布状のもので、台付き袱紗と同様折りたたんで包みます。
・金封袱紗は折りたたみの手間を省いた袋状の袱紗です。最近ではよく見かける便利な袱紗ですが略式と判断されるため金封の金額は３万円までが相応となります。

袱紗のカラー：

袱紗には様々なカラーがありますが、おもに慶事用（結婚式や披露宴など）では、暖色系のものを、弔事用（通夜や葬儀など）では寒色系のものを用います。男性は紺色系統、女性はエンジ系統で慶弔両用が可能です。なお紫色は慶事でも弔事でも男女兼用でご使用いただけます。

金封袱紗の使い方：

STYLE fukusaでは、金封タイプの袱紗を取り揃えております。金封タイプの袱紗は折りたたむ必要がありませんが、熨斗袋を入れる方向に注意が必要です。慶事の場合は袱紗を右開きで開けるように熨斗袋を入れます。弔事の場合は袱紗を左開きで開けるように熨斗袋を入れます。また先方に渡すときには熨斗袋を先方の前で袱紗から取り出し、先方から見て熨斗袋の表書きが読めるようにして、折りたたんだ袱紗の上に乗せて両手で渡します。

礼節セット(メンズ)

濃淡で表現された市松模様のメンズ向きのブラックのふくさとネイビーのお念珠入れがセットになった「礼節セット」。どちらも光の加減によって見え方の変わるチェック柄ですので、派手すぎずシンプルでクールにお使いいただけます。大判タイプですのでボリュームがある水引きや金封もしっかりと保護してくれます。ふくさは弔事だけではなく慶事にもおしゃれにお使いいただけます。また、ギフトボックスに入っているので、新社会人への贈り物として最適です。