転写プリントでは無く直接染色加工という技法。

ヘリクリサムではレザーにプリント加工を施す際に一般的に用いられる転写プリントという技法では無く、独自開発した直接染色加工という技法でレザーにアートなデザインを載せています。転写プリントではプリントしたフィルムを革に熱で圧着しているので、厳密に言うと表面とその下のキャンバスは一体化していません。一方、直接染色技法では、革という素材の上に直接描かれているため、リアルにレザーがキャンバスとなっているナチュラルさが感じられます。また、まるで水彩画のようなみずみずしさを感じることが出来るのです。

姫路産フルベジタブルタンニンレザーを使用。

直接染色加工を施すレザーは日本の革のメッカ、姫路のタンナーで鞣されたフルベジタブルタンドレザーを使用しております。無化粧の素上げレザーですので、天然素材特有の傷、シワ、ムラなどは残っておりますが、素材感はナチュラルそのものの、上質なレザーになります。美しい直接染色を施すレザーに、なぜ素上げのヌメ革を使用するのか。キレイに表面の整ったレザーを使用した方が、染色が鮮明に表現されるのでは無いだろうか。考えることは様々ですが、ヘリクリサムがヌメ革を使用している理由は、エイジング。それに尽きます。使い込むごとに、革のエイジングとアートなデザインが混じり合い、独特のアンティークな風合いを漂わせる経年変化は唯一無二の存在感を放ちます。使い始めが最も美しい作品では無く、使い込むごとに使う人に寄り添うアートなエイジングに、特別な愛着を感じて頂けること間違いナシです！

内側のエイジングも楽しめるオールレザーのお財布。

アートなデザインのレザーの内装に使われているのは、丈夫でコシのある栃木レザー。ベジタブルタンニンなめしの牛革にオイルを含ませ染色を施した艶やかな風合いが魅力。自然な風合いを残すため余計な表面加工がされていないので皮に元々ある多少のキズやシワ、ムラも革の個性のひとつとして愉しんで欲しい。裏地等は一切使わないフルレザー仕様なので、革の素材感を贅沢に味わうことができます。また、カジュアルな印象になりがちなアートデザインレザーですが、本革が織りなす上品な高級感を味わえます。

ヘリクリサム、という名のメイドインジャパン。

ヘリクリサムでは、使用する全てのパーツを日本製にこだわります。姫路のタンナーで鞣されたレザーを、ヘリクリサム自社工場で直接染色加工するのはもちろん、裏地、金具なども日本製を使用しています。ヘリクリサムの作品の感覚は比較的、文化水準の高い国々でより評価が 高まる作風です。使いはじめの見た目だけが美しいだけでは無く、使い込むごとにアートが革と馴染んでくるという感覚は、モノがある程度飽和し、価値観の再構築を経た日本人にとってこそ、最適なアイテムだと言えます。そんな目の肥えた日本人、そして価値の分かる欧米先進国の人々に対してメイドインジャパンの素晴らしさを知ってもらいたい、そんな想いから、オールメイドインジャパンにこだわっています。

スリムでスタイリッシュなL字ファスナーハーフウォレット。

すっきりとしたスマートさが特徴的なＬ字ファスナーのハーフウォレットです。その名の通り、Ｌ字型に片側のみ開閉するファスナーは、斜め方向の出し入れがとてもスムーズ。両側を持って広げると、小さいながらもかなり展開力があるので、中を見渡しやすくなっています。 スリムでスッキリしているからこそ、さらりとおしゃれに振る舞える。 パンパンにせずに必要最低限だけを入れてスマートに使って頂きたいおさいふです。また、フルレザー仕様で革そのものの素材感や手触りを十分に感じていただけます。丸くて使いやすいアンティークコインのようなオリジナルヘリクリサム刻印入りの引き手もチャームポイントです。

シンプルさを追求したL字コンパクトウォレット。

ファスナーを開けると、お札・小銭・カードを一度に眺める事ができるため、お金を払うのも仕舞うのもとてもスムーズです。左右に６枚分のカードポケットが並びます。中央部分に配置された、フルレザーのフリーポケットは、小銭入れやクーポン券の保管スペースとしての使用が可能。ポケットを中仕切りとした、両側のスペースには二つ折りにしたお札を入れることができます。贅沢にレザーを使用していますが、柔らかい仕上げになっていますので、使いやすさも抜群。紙幣やコイン、カードまでしまえる収納力のあるコンパクトなお財布です。また、オープンポケットに鍵などの小物を入れたり、札入れ部分にカードを重ねて入れたりすることもできるので、セカンドウォレットやマルチケースとしても使用可能。スタイル次第でいろいろな使い方ができる、今の時代にあったお財布です。