リティスタのレディメイドラインでは、日常使いの革小物を丁寧に仕立てています。LITSTA（大文字ロゴ）ブランドの製品は総手縫いで、大変時間と手間のかかるのに対し、レディメイド（筆記体ロゴ）はミシン縫製にて仕上げてあります。ミシン縫製を行う事によってお求めやすい価格にて販売する事が可能となりました。ですがミシン縫製と言っても、リティスタの手縫い職人が同じくミシンを踏みます。もともと洋服のテーラリングを行なっていたリティスタのデザイナーによるレザークラフトのデザインは、革業界の常識にとらわれることなく斬新で柔軟な発想のもと設計されています。

プエブロと呼ばれる革は銀面と呼ばれる革の表面を特殊な道具によって細かい傷をつけることによって、立体感とムラ感を出しています。傷がつけられることによって素朴な風合いが出るのにも関わらず、増すのはさらなるアンティーク感。大変な技術と時間を労するプエブロの二次加工ですが、安価なクロム鞣しや並大抵のタンニン鞣し革では到底同じクオリティに仕上げることはできません。あえて傷をつけながらこれだけの存在感と風格ある質感に仕上げられるのは世界基準の本当に良質な革を使っているから。銀面の表面を削ることによる加工で出来上がる革としてはヌバックが有名ですが、プエブロの場合はヌバックほど深くは削らないため、使い込むごとに染みだしたオイルによって艶感が増し、味わいが増していく、素晴らしいエイジングをお楽しみ頂く事ができます。この唯一無二の存在感を是非ともご体験下さい！

薄型の二つ折り財布、LitstaのMoney Clipは、ポケットに入れても気にならないくらい、すっきりとした薄さが魅力です。余計な厚みを出さないため、裁断の形状から革の漉き加減に至るまで、シンプルで無駄のないようにつくられています。ポケット内は機能性に優れた豚革、ファスナーにはYKK社のパーツを使用するなど、細かなパーツにもこだわリ抜いたリティスタらしい革財布です。

お財布スタイルのひとつとして、マネークリップにロマンを感じる方は多いのではないでしょうか。紙幣がむき出しになっているにも関わらず、それをスライドして差し出す一連の動作には、何よりも大人っぽいスマートさを感じます。極薄なフォルムとミニマルな収納スペース。コンセプト的にも、昨今のキャッシュレス化の流れと親和性が高い、クラシックなのにモダンなお財布です。

外側にファスナーポケットがなければ、ただのマネークリップ。しかし、こちらはお財布としての機能を兼ね備えた、マネークリップ型極薄財布と呼ぶに相応しい代物です。小銭入れは、片マチ仕様。決して大きくはないので、少しでもコインの出し入れがスムーズになるような工夫が施されています。カードポケットは、中に６枚分。閉じたままでもアクセス可能な隠しポケットは、カード収納としてはもちろん、レシートやチケット類を入れておくこともできます。基本的に容量は控えめなので、あくまでも適量を意識しつつ、カッコよく見えるように使ってみて下さい。