独自のナチュラル感で素材の良さを引き出すブランド、ウイエ。

【Oeillet】は【ウイエ】と読みます。ウイエはフランス語で［カーネーション］。大切な人からカーネーションの花を贈られたようなそんな温もりの気持ちを、優しい風合いや、ハンドクラフト感のある細やかなディテールに込めました。上質な材料を使い、シンプルだけど、手の込んだデザインは、ハンドクラフト感が好きな人だけじゃなく、オシャレに敏感な方にもピッタリです。

アンティークな風合いで個性豊かな表情のレザー。

世界的にも非常にレベルの高い、日本国内のタンナー(鞣し業者)にて、植物由来の物質であるタンニンで丁寧になめされた国産レザー。一度仕上げたレザーを水戻しした後、表面の凹凸が出るように、軽く絞り独特のシワを表現しました。使い込むことで凹と凸の違いから経年変化の美しいコントラストが生まれます。ウォッシュ加工を施しているので、使い始めはカッチリした革がだんだん柔らかく馴染んでゆくのが楽しみな革です。また、手吹きで染色仕上げをする事でより立体的な陰影を出しています。

ふっくら丸みを帯びて暖かさを感じる優しいフォルム。

全ての角が丸く仕上がって見た目もかわいらしい印象です。「袋縫い」で仕立ててあるにもかかわらず横から見ると、かなり厚みを抑えてあるので扱いやすく、女性の手にも持ちやすいのはもちろん、バッグの中でも収まりのいい大きさです。ふっくらとした形が、手に心地良く馴染みます。開閉は多少容量が増えてもしっかりとめてくれる、差し込みベルト式。ファスナーには、YKK社のパーツを採用しています。

細部に宿る職人のこだわりを感じる「袋縫い」仕立て。

袋縫いとは縫い糸が外側に出ないため、毎日のお使いで糸が擦れることが無く永くお使い頂ける縫製の仕方です。革を裏返しで縫い合わせておいてから全体をひっくり返すというもので、縫い目を内側にすることで角がなくなり、丸みを帯びたシルエットになり、ふっくらとしたボリューム感が出るのが特徴です。バッグではよく採用される手法ですが、財布の仕立て方としては、あまり使われない縫製の仕方です。というのもバッグに比べてサイズがずっと小さく、「返し」(全体をひっくり返す作業)が非常に難しく、全体をバランスよく仕立て上げるには熟練の技術が必要となります。このお財布ではそんな「袋縫い」をあえて採用。角が丸みを持つように仕立てられ、袋縫いの部分がまるで革のクッションみたいで、ふかふかとした快い持ち心地を楽しめます。

差込みベルト開閉で安心の薄型二つ折り長財布。

厚みを抑えたスリムな二つ折長財布です。開くと見開きで見られるのがポイント。お札やレシートが入る横長のポケットが2つ。縦入れカードポケットが5つ、横入れカードポケットが4つの計９つ。大容量とは言えませんが、薄型としては十分な収納スペースがあります。また内側には豚革を使用しているので、柔らかくポケットの中身を出し入れしやすくなっています。ゆったりした作りでカードの重ね入れも可能です。差し込み式ベルトの開閉なので、バッグのなかでパカパカ開かないので安心です。容量が少し増えたとしてもしっかりと受け止めてくれます。