ユリカレザークラフトのお財布の中でも、９が付く品番は定番人気のスタンダードラインです。【財布13シリーズ】が小銭入れを本体よりも浅めにすることでコインを取り出しやすいように設計されているのに対して、この【財布9シリーズ】の小銭入れは本体と同程度の深さを持つ標準的なファスナーポケット。そして、ポケットが深めだからこそ、小銭入れ以外の使い道を選択できることがポイントになっています。

ゆるいカーブのフラップに、コロンと丸っこいフォルム。どれも外見は同じように見えても、少しずつ使い勝手が違うのが、ユリカのお財布のいいところです。使い方やサイズの好み、中身をどれくらい入れたいのか等、ご自身の要望をそれぞれのスペックとじっくり比較して、あなたにぴったりのお財布を見つけて下さい。

【9-12】は、９番台で唯一のコンパクト財布。ミニ財布と呼ぶには少し大きめですが、無理のない使用感を求めるなら、むしろ、このくらいが適度なサイズ感と言えそうです。中央ファスナータイプは、小銭入れを挟んだ両側にポケットを備えた構造が特長。見た目の通り、ポケット内はゆったりとスペースが確保されているので、収納面でも余裕を持って使うことができます。

【9-12】の札入れスペースは２つ。コンパクト化を図るため、紙幣は二つ折りで収納しますが、お札の分類・整理ができる上、小さいとは言え、通帳サイズにもジャストで対応可能です。

小銭入れは、しっかりと深さのある標準的なサイズ。コインがたっぷり入る上、ポケットに深さがあるため、カードを収納することもできます。たくさんのカードを持ち歩きたい方、コインケース別持ち派の方にオススメの使い方です。また、この部分には柔らかくて伸縮性のあるピッグスエード（豚革）を使用しています。

中のカード収納は縦入れで二列。小銭入れと同様、素材には豚革を使用しています。カード一枚ごとに仕切りを設けるのではなく、ポケット自体をゆとりのあるつくりにすることで、複数枚のカードを重ねて収納できるように工夫されています。構造上、収納枚数の増減による影響を受けにくく、出し入れもスムーズです。

フタ裏のポケットは、何にでも使える便利な収納スペース。横幅が広めなので、カードを横向きに入れても十分に余裕があります。カードサイズよりも大きめのものでも入るので、レシートはもちろん、様々な用途に対応可能なマルチポケットです。

植物性タンニン鞣しの姫路産牛革（ヌメ革）を揉むことで、柔らかな風合いと自然なシボ感を表現したシュリンクレザーを使用。薄化粧に仕上げられた革には、人の肌と同じように個体差があり、シワや色ムラなどは、その革だけが持つ天然の模様とも言えます。使い続けるうちに見られる、色の深みや光沢感・アタリなど、エイジング（経年変化）とともに革の表情が変わっていくのを楽しみながら、自分だけのお財布を育ててみて下さい。