程よいツヤ感とナチュラルシュリンクが魅力の姫路レザー。

日本の革鞣しの一大産地である兵庫県姫路・たつのエリアのタンナーでフルベジタブルタンニン加工を施されたレザーを使用しております。天然のシボを活かしたナチュラルシュリンクにオイルをたっぷり含ませ、ツヤ感のある表情に仕上げております。カジュアルな雰囲気ではありますが、しっかりとした高級感を感じていただけるレザーをセレクトしております。また、通常のユリカレザークラフトで使用するレザーよりも、厚さが割と均一で、床面が比較的落ち着いたものを使用することにより、厚みを一定にする漉きの作業と、非常に時間のかかる床面磨きの作業を省くことができ、それがコストカットに繋がっています。

金具と縫製糸以外は全てレザーのフルレザー仕様。

裏張り無しの本体部分を含め、カシメやマグネットボタンといった金具や縫製糸を除き、フルレザーの本格仕様です。ショルダーベルトには、タンニン鞣しされた厚みのある革を丸く削った直径3mmの丸紐を使用しております。肩当て部分には本体部分と同じレザーを使用することにより、肩への負担を軽減しています。裏張りをすることにより、毛羽立ち等は防げるのですが、修理のしやすさを考えた上で敢えて裏張りを張らないのがユリカのこだわりです。「革製品は革ではなく、金具か糸から壊れる」というユリカの信念のもとにより永く使っていただけるように設計されています。

どっぷりハマるかも。ユリカレザークラフトの世界。

東京都渋谷区桜ヶ丘にあるテナントビルに、ユリカレザークラフトのアトリエはあります。もともとはセレクトショップを営んでいたのですが、少しずつハンドメイドのレザークラフトを販売するようになり、気がつけば店舗のほとんどのスペースが、制作のための場所になっていたため、店舗を畳んで、今のアトリエに移転しました。ユリカレザークラフトのものづくりは全て独学、我流です。ですが、我流だからこそ、職人なら効率のために省く工程も省かず、自分が納得するところまでこだわり抜いたものづくりができるのです。非効率で無駄の多い、でも几帳面で柔らか頭のおじさん２人が作る、ユリカレザークラフトの世界観にどっぷりハマってみませんか？

コロンと可愛いコンパクトサイズのポシェット。

コロンとしたフォルムが可愛い、本当にシンプルでコンパクトなサイズ感のポシェットです。シンプルな仕様ではあるのですが、細かいところにユリカレザークラフトらしいこだわりが散りばめられています。例えばショルダーベルトと本体の接続方法。通常、金具を使用するところですが、本体に穴を開けてそこに丸紐を通すユニークな仕様。また本体サイドの袋縫いの部分も縫製の糸が一番上まで来ないように縫われています。開閉口のマグネットボタンはベロをつけるのもそう。これらは全て、壊れにくいため、そしてもし壊れても容易に修理がしやすいことを見越した、こだわりの設計なのです。

容量は必要最低限の超シンプルなコンパクトポシェット。

サイズ感としては、大きめの長財布を収納するのも難しいくらいにコンパクトなポシェットです。メインポケットはベロ状のレザーに取り付けられたマグネットボタンによる開閉で、アクティブにお使いいただけます。メインポケット内には仕切りなどのない超シンプルなワンポケット構造。もちろん、メインポケット以外の外ポケットなどもありません。余計なポケットなどを付け足さずに、使う人に使い方を任せるのがユリカレザークラフトの根本的な考え方です。少しの荷物と軽やかな気持ちで、身軽なお出かけをお楽しみいただくための、ユリカらしいミニショルダーバッグ/サコッシュです。