※写真のショルダーバッグは、ユリカレザークラフトの【ポシェット】です。

ユリカレザークラフトの新しいミニ財布【財布小2】は、小さい財布として人気の【財布小（13-10）】をもとにサイズ感はそのまま、使い勝手をもっと便利にするために構造面から見直しています。キャッシュレスなど、時代の変化による影響を受けてレジ前でのやりとりにも時短が求められる現代社会において、中身をスムーズに出し入れできることは、お財布にとって重要なポイント。【財布小2】には、紙幣・硬貨・カードの３つをサッと取り出せるような、ユリカらしい工夫が施されています。

ナチュラル志向のユリカレザークラフトにとって、雰囲気は大事な要素のひとつ。フラップのカタチがやや四角いものの、袋縫いによるお財布本体のぽってりと丸みのあるフォルムは【財布小2】でも見られます。サイズの面では、より小さくすることも現実的に可能ではありますが、使いやすさと見た目のバランスを考えると、ゆったりと使える今の大きさがベスト。目新しさのために無闇やたらと変化を加えることなく、いいところはそのまま残す、と言う選択にユリカの哲学を感じます。

札入れの構造は【財布小2】の最大の特長です。お財布本体の札入れポケットにお札を挿し込み、フタ裏に添わせるようにして先端を返しの内側に収納。折り目をつけずに、そのまま仕舞うことができます。ポケット内には余裕がありますが、出し入れのしやすさを優先するなら、お札以外には何も入れないのがベターです。もうひとつの特長がマグネットホック。磁石が誘導してくれるので、開閉が格段にスムーズになる上、不意の閉め忘れも回避できます。返しの内側には、お札の引っかかりを防ぐカバーが付いています。

底浅の小ぶりな小銭入れは、ユリカレザークラフトではおなじみの収納。ポケットが浅いおかげでコインが見やすく、取り出しやすいのが特長です。深さは約3.5センチ。よりスムーズに出し入れできるようにするため、コンパクトに再調整してあります。また、この部分には柔らかくて伸縮性のあるピッグスエード（豚革）を使用しています。

中のカード収納は横入れで二段。決して多くはありませんが、その分、各ポケットがゆとりを持ったつくりになっています。仕切りパーツを重ねる順番の都合上、上段よりも下段の方に若干の余裕があり、出し入れもスムーズ。小銭入れとの間、二段ポケットの手前にあるスペースも収納として利用可能。ここにはカードも入りますが、レシートなどの保管にも便利です。

カードを利用する機会の多い昨今、すぐに取り出せるカードポケットはとても重宝します。そのため外側にある、ここが実質的にメインの収納となるはずです。出し入れをスムーズにするため、オープンタイプになっていますが、奥が深いので簡単にはカードが飛び出すことはありません。（※点線が収納時のカード上辺）およそ５～６枚程度のカードを収納できます。

植物性タンニン鞣しの姫路産牛革（ヌメ革）を使用。革の自然な風合いを感じられるよう、薄化粧に仕上げてあります。人の肌と同じように革にも個体差があり、シワや色ムラなどは、その革だけが持つ天然の模様とも言えます。使い続けるうちに見られる、色の深みや光沢感・アタリなど、エイジング（経年変化）とともに革の表情が変わっていくのを楽しみながら、自分だけのお財布を育ててみて下さい。