ユリカレザークラフトのコンパクトな二つ折り財布【財布12】は、おさいふやさんのオープン当初からお取り扱いしているロングセラー商品。普通の二つ折りタイプは横向きですが、こちらは縦向きで使うことを想定して設計されています。サイズ的にも一般的な二つ折り財布よりも小さめで、いわゆるミニ財布のカテゴリには属するものの、容量と使い勝手の良さを考えて、厚みをたっぷりと持たせたボリューム感のあるカタチになっています。使えば使うほどにトリコになってしまうような不思議な魅力を持った、ちょっと変わったところのあるお財布です。

コロンとしたフォルムが可愛い【財布12】のユニークなところ。二つ折り財布なのに、最初は二つ折りの状態をキープすることができません。これは、ハリのあるしっかりとしたスムースレザーを使用しているため、折っても自然にパカッと開いてしまうからです。しばらく使い続けて、革が馴染むと、折り癖が付いて、クタッと落ち着いた雰囲気が出てきます。エイジング（経年変化）が進んで、ようやく一人前の二つ折り財布に育ってくれた、と感じる頃には、きっと愛着が湧いているはずです。

札入れは、紙幣ちょうどのサイズ感。折らずにそのまま入れることができます。収納するときは、お札の角をポケットの隅に向けて挿し込むとスムーズ。カード収納部分のベルトを外すと、片開きで大きく開くようになるので、より出し入れがしやすくなります。

メインのカードポケットは、マチありの立体型。10枚前後のカードを重ねて入れることができます。下の切り込み部分からカードを押すと、上からカードが飛び出します。入口に小さめのフタが付いているので、逆さに向けてもカードが簡単に落ちることはありません。

小銭入れの裏側にも、カードポケットが隠れています。マチがないタイプなので、少し出し入れはしにくいのですが、使用頻度の低いカードや、入れておくだけで使える交通系ICカードなどには最適。収納枚数は多くて２枚くらい、というところです。

もうひとつのユニークポイント。小銭入れは、マチがたっぷりあるので、かなり大きく開きます。そのままの向きでも十分使いやすいのですが、ユリカ的にはお財布の上下を逆向きにするのが、オススメの使い方だそう。こうすると、フタの部分までコインを広げられるので、より見やすく、取り出しやすくなります。

植物性タンニン鞣しの姫路産牛革（ヌメ革）を使用。革の自然な風合いを感じられるよう、薄化粧に仕上げてあります。人の肌と同じように革にも個体差があり、シワや色ムラなどは、その革だけが持つ天然の模様とも言えます。使い続けるうちに見られる、色の深みや光沢感・アタリなど、エイジング（経年変化）とともに革の表情が変わっていくのを楽しみながら、自分だけのお財布を育ててみて下さい。

縦持ち・逆さ向きが使いやすい、という【財布12】の特性を効果的にするため、左右を真逆にした左利き対応モデルのご注文も承っています。ご自身の利き手や使い方のクセなどを考慮して、使いやすい方を選んで下さい。