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ル・クラスマン誌は、「クリマンほど優雅で純粋なブーケを持つ甘口白は、フランスでも他に例がないだろう。 そのずば抜けて高い品質は、まずバルザック村の優れたテロワールに由来している。」「 ここで育つブドウの実は、ソーテルヌに劣らず糖分が豊かな上に香りもソーテルヌ以上の幅がある。」と最高評価。 ヒュー・ジョンソン氏は、「バルザックにある面積30haのクリュ・クラッセ。世界一粋な(ただし最高に甘いというわけではない)ワインに数えられるもの。たっぷり10年はかけて熟成する(時おり市場に出る)。」として三ツ星。 D.ペッパーコーン氏も、「多くの人にとって、クリマンはイケムに続くこの地区の最高のワインである。もっともこの2つは比較できるワインではないのだが。クリマンでは優雅さ、素性のよさ、新鮮さに重点を置いていて、イケムの贅沢さに闘いを挑むつもりはない。・・・バランス、新鮮さ。優雅さ、天然の甘美さといった偉大な資質を備えている。その結果長寿なワインになる。」と絶賛！ フランスの記念碑的な甘口ワインの1つである。クリマンは、私の個人的なお気に入りだ。偉大な高貴さと、レーザー光線のような風味の明確さが融合している。ワイン醸造の金字塔である。 クリマンがなぜこれほど貴重かというと、この地方で最も心動かされる。エレガントなワインをつくっているからだ。純粋な力強さ、ねっとり感、豪勢さの点でシャトーディケムはもちろん、シャトー・リューセック、シャトー・シュデュイロー、それにシャトー・クーテの贅沢で希少な「キュヴェ・マダム」にもかなわないのは確かである。しかし別格のバランスとフィネスを物差しにワインの偉大さを測るなら、クリマンは、他の例のない、この地方で最も上品さを極めたワインと言うに値する。多くのソーテルヌが、一歩間違えばうんざりするほど甘いワインになってしまう中で、最高のヴィンテージのクリマンは、蜂蜜をかけたパイナップルの果実味の、リッチで甘美でエキゾチックな個性と、レモンのような酸の際立った中核が融合しているようだ。それがこのワインにすっきりとした風味や明確な味わい、そして深遠な、忘れられないほどに楽しめるブーケをもたらしている。 このワインはバルサック及びソーテルヌ地方で一貫して最も深遠なワインであり100%セミヨンからつくられている。力強い競走馬のようなスタイルのワインに、いかに多くのエレガントさを組み込むことができるかという、心を奪われるような実例の1つである。 以上ロバート・パーカー氏のコメント	シャトー・クリマン 2001年 1855年の格付けでソーテルヌのプルミエ・クリュ・クラッセに認定されたシャトー・クリマン。 白い花や白い果実などのアロマとフレッシュさをもつエレガントなワインです。蜂蜜やアンズやイチジク、砂糖漬けのオレンジ。口の中ではバニラの上品で優雅さを秘めたアロマとフレッシュな酸を感じさせる、ソーヴィニヨン・ブランを使わないソーテルヌとしては、その酸味のさわやかさは驚異的。