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ネラックは、バルザックのシャトーの中でもとりわけ几帳面かつ情熱的に運営されているところだ。1971年にアメリカ生まれのトム・エテールとニコル・タリが個々を買い取った。エテールはマルゴー・アペラシオンの赤ワインを生産するシャトー、ジスクールで働き、ワインをつくるタリ家の一族である妻と(今は離婚している)そこで知り合った。1980年代には、有名なエミール・ペイノーを招いて醸洛上の助言を受けた。それからというもの、ネラックはバルサック随一のワインをいくつか生み出すようになった。ネラックは、比較的大柄なスタイルで、バルザックにしてはオークの個性が強く、完熟感と凝縮感がある。シャトー・ネラックについてロバート・パーカー氏 「非常に理想主義的な手法であきれるほどにごく少量のワインしか造っていない。そのおかげで近年のヴィンテージは貴腐に由来する甘みが非常に豊か。」と厳しい評価で知られるル・クラスマンも高評価。 ヒュージョンソン氏は「バルザックにある完璧主義者のクリュ・クラッセのシャトー。芳醇で強烈な貴腐ワイン。熟成させるべし。」絶賛。	シャトー・ネラック 1998年 樹齢40年のセミヨン90％にソーヴィニヨン・ブラン6％にミュスカデル4％。収量は驚きの7hl/ha。樽発酵＆オーク樽熟成30ヵ月。