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18世紀に建設されたシャトーは荘厳な中世時代の様相を映し出し、またワインの世界を体現しています。クロフルテのぶどう畑は、20ヘクタール。石灰粘土質というブドウ栽培には恵まれた土壌が広がる、サンテミリオンのワイン醸造のメッカです。昔からの石灰質岩が残る砂と混合する土壌であり、クオリティー高いワインがつくられるのはこうした理由からといえるでしょう。 ぶどう畑の土壌が恵まれているだけではなく、地下のワインセラーも優れたもの。サンテミリオンの石灰質な岩石を削りつくられ、このセラーはつくられました。このセラーでオーク樽に入れられたワインは15ヶ月熟成されるのです。 自然とともに育み、自然の厳しさに触れ最終的に厳選されたぶどうでつくられたワイン。果実のまろみと優雅さ。ここでしかない土のもつ個性がプラスアルファとなって表現されています。 ル・クラスマン誌は、シャトー・オーゾンヌとシュヴァル・ブランに次ぐ二ツ星生産者に挙げ、「最近のテイスティングでは毎回このクラスにふさわしい風格を感じさせる。骨格がしっかりとして力強く、樽熟成の終わり頃には口中に漂う余韻と品のよいタンニンがとてもよく成長して、他のシャトーより控えめな果実味をカバーしている。サンテミリオン地区独特のクラッシックなスタイルを守り、その出来が毎年均一な点も注目に値する」と絶賛！ ボーセジュールのオーナーが言っていた。「家族経営は大変だ。クロ・フルテを見よ。リュルトン家の兄弟三人で喧嘩して、結局シャトーを売却することになった。残念なことだ。」 2001年1月以降新オーナーは、北フランスのリルの出身で、パリ在住の、フィリップ・キュブリエとアンドレ・ギルベールだ。オフィス用品チェーン、ギルベールの創立者であり、会社をフランソワ・ピノーに売却した後、次なる事業を模索していたが、人に勧めたれて、このシャトーを購入したという。 サンテミリオンの教会の前にあるシャトーに住み、運営を任されているのは、フィリップの子息、マチューだ。思わぬ人生の転機を迎えた彼は、01年にサンテミリオンに移り、ワインの勉強をした。04年に彼が自身の初ヴィンテージだ。 以上ワイナート誌より	シャトー・クロ・フルテ 2007年 A beautiful offering from proprietor Philippe Cuvelier and his estate manager, Tony Balu, the 2007 Clos Fourtet was fashioned from yields of 36 hectoliters per hectare. It exhibits a dense blue/purple color along with lovely aromas of charcoal, graphite, black raspberries, and blueberries. Dense, rich, and surprisingly full-bodied for a 2007, with good glycerin, a layered mouthfeel, sweet tannin, and low acidity, it should drink well for 10-12+ years. Drink 2010-2022.