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1955年、ダニエル・リオンが24歳で設立したドメーヌ。ニュイ・サン・ジョルジュ、ヴォーヌ・ロマネ、シャンボル・ミュジニー、エシェゾー、クロ・ヴージョなどの区画を所有する。 当主は4代目のクリストフ・リオン。自然環境を大切にしたブドウ栽培を実践。ピノ・ノワールの魅力的な果実味が綺麗に表現されたタイプを目指しており、果実味、凝縮感、タンニンのバランスのとれたワイン造りを心がけている。 フォソン・アンテグレ(総合農法)を実施。リュット・レゾネよりもビオロジックに近く、除草剤、殺虫剤は使用しない。土中の微生物の活性化を行う。堆肥は20年間にわたり自作のものを本当に必要な時にのみ仕様。ベト病、ウドンコ病対策にボルドー液と硫黄は使用する。 ドメーヌ・ダニエル・リヨンについてマット・クレイマー氏は、 「リオンがめざしているのは、新鮮味にあふれ、めりはりのきいた果実味がいきおいよく飛び出してくるようなワインである。判でもおしたように見事な濃密さをもち、輪郭のある味わいは子気味よい。代表作はニュイ・サン・ジョルジュ・クロ・デ・アルジリエール。これにレ・オー・プリュリエとヴィーニュ・ロンド、グラン・ヴィーニュが肉薄する。第一線といえる作り手。」と絶賛！	ヴォーヌ・ロマネ 2008年 ドメーヌ・ダニエル・リオン・エ・フィス 村名ながらクロ・ヴージョに隣接する樹齢35-55年のレ・ヴィオレットと、1級レ・ボーモンにほど近い斜面上部の樹齢25年の畑の2つのパーセルのピノ・ノワールをオークのバリックで17ヶ月熟成（新樽50％）。 スミレや熟したサクランボのアロマに柔らかく溶け込んだタンニンと、滑らかな果実味。2008年らしい心地よい酸とのバランスのヴォーヌ・ロマネ。