スター生産者であり、元ドメーヌ・ド・ド・プスドールの醸造長ジェラール・ポテルの息子

ニコラ・ポテルはヴォルネイにある家族経営のドメーヌ・ドゥ・ラ・プス・ドールでドメーヌの運営を経験し、1996年父ジェラール・ポテルの死後、メゾン・ニコラ・ポテルを創設し、ネゴシアンを開始。2005年にはコート・ドゥ・ボーヌに15haの畑を所有し自身のワイナリー、ドメーヌ・ドゥ・ベレーヌを立ち上げました。

テロワールを純粋に表現したワイン造り

その後 メゾン・ニコラ・ポテルの親会社を離れ、2008年、新たにメゾン・ロッシュ・ドゥ・ベレーヌという名前でネゴシアンをスタートしました。フィロソフィーはメゾン・ニコラ・ポテルの時と同様で、ニコラが15年間親交を深めてきたブドウ生産者とともに、テロワールを純粋に表現したワイン造りを続けています。それまでと極めて異なる点は、ブルゴーニュのオートクチュールネゴシアンを目指して、より上質で限られたキュヴェに注力している点です。

古代ガリアの太陽と美の神ベレノスに由来

主にコート・ド・ニュイのグランクリュや、シャンボール・ミュジニーやジュヴレ・シャンベルタンなどの秀逸なキュヴェのワイン造りにこだわっています。ベレーヌという名前は古代ガリアの太陽と美の神ベレノスに由来します。ボーヌ市の名前も、ローマ時代にはベレーナBelena、中世にはベレーヌBelleneとなり、18世紀に現在のボーヌBeauneへと変遷しています。

ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラヴォー・サン・ジャック 2014年 メゾン・ロッシュ・ド・ベレーヌ

標高310mの南東向きの0.133haの畑。平均樹齢65年以上のピノ・ノワールを密植度1万本で収量42hl/ha。オーク樽長期熟成。濃厚で色の濃いピノではなく、赤い果実の風味に満ち溢れたピノを生む畑。きめ細やかなタンニンに特級畑に匹敵する厚みを誇る赤ワイン。