いぶし銀の輝きを放つフィサンの名職人

いぶし銀の輝きを放つフィサンの名職人が魂を込めた、モノポールをご紹介します。　1918年よりこのドメーヌを運営するベルナール家は、ディジョン市長、フィサン村長も輩出した名家。フィサン、マルサネ、ジュヴレ・シャンベルタンに合計19ヘクタールの畑を所有しています。

1995年に4代目フィリップ・ベルナールが継承し、同年から開始した極めて厳格なリュット・レゾネ栽培への取り組みや、醸造設備の刷新等によって、ワインの品質をより一層高いものにしてきました。

古典派的な上品さをさらに洗練

ブルゴーニュの造り手を、そのワインのスタイルによって「古典派」（がちがちのクラシック）、「新古典派」（古典派的な上品さをさらに洗練させたもの）、「現代派」（濃厚、パワフル）に分類するとすれば、彼は間違えようもなく「新古典派」で、ブルゴーニュワインに脈々と伝わる美しい部分を、刀鍛冶のような美意識と職人技をもって、さらに美しく磨き込んでいます。

若いうちから美味しく飲め、長期熟成させても美味しく飲める

「若いうちから美味しく飲め、長期熟成させても美味しく飲めるということが、何より大事なのです」（フィリップ）。

　3.5ヘクタールものモノポール畑「クロ・ザントル・ドゥー・ヴェル」の所有者は別におり、2008年まではドニ・ベルトーにフェルマージュされていましたが、2009年から、その全面積がフィリップに託されることになったものです。

フィサン・ブラン 2012年 ドメーヌ・デュ・クロ・サン・ルイ

「レ・テリエール」に0.45ha。樹齢約10年。標準年の収量は50hl/ha。樽で発酵させた後、新樽率20％で11ヵ月間熟成。