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著名な醸造家ロジェ・カイヨによって1962年に設立されたムルソーに本拠地をかまえるドメーヌ。 現当主ミッシェルはロジェの息子。1990年代後半にこのドメーヌを譲りうけたミッシェルは、畑や設備に積極的に投資を行い、伝統的な醸造技術を踏襲しつつ有機農法に取り組み、品質向上に努めた結果、ドメーヌの評価はさらに高まりました。白はムルソーやピュリニーモンラッシェ、バタールモンラッシェ、サントネイに、赤はポマール、ヴォルネイに合わせて16ヘクタールを所有しています。 有機農法で栽培されたブドウは、凝縮された果実を収穫するため厳しく収量制限され、徹底した選果が行われます。 自然酵母での発酵、二酸化硫黄は出来るだけ使用せず、よりナチュラルなワイン造りを目指しています。 ルモンタージュは行わず、出来るだけ長く澱に接触させる。 澱引きは瓶詰め前に一度、赤ワインは基本的にはろ過も清澄も行いません。プルミエとグランクリュの新樽比率は50-70％、それ以外のものにも30-60％使用します。 白ワインはゆっくり低温で発酵させたあと、じっくり樽熟成されます。清澄はしますが、ろ過はしません。 赤ワインはピュアなベリーの香りとソフトでまろやかなタンニン、熟したフルーツの豊かな味わいが特徴で、いずれも樽香が出すぎないバランスのよいワイン造りを行っています。ドメーヌ・カイヨではセラーに多くの古酒を所有しており、それらは念入りにチェックされ、飲み頃を迎えた最上のもののみがリリースされます。	モンテリー ルージュ 2006年 ドメーヌ・ミシェル・カイヨ ヴォルネイ村に近い場所で造られている赤ワイン。かぐわしい風味をもった優良なワイン。知名度では一歩譲るモンテリーですが、ヴォルネイに似たその味わいは一級品です。優しいやわらかな口当たり、ソフトでまろやかなタンニンに熟したフルーツのデリケートでありながら豊かな味わい。