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1792年ヴォルネイに設立されたドメーヌで、1972年にムルソーに移転します。ボルドー・シャトーと見紛う立派なドメーヌで、岩盤をくりぬいた地下二層にもわたる広大なカーヴには65万本ものストックを保管することが可能。別途ヴォルネイにも10万本のカーヴを持ちます。 「ブルゴーニュの真髄は長期熟成した味わいにある」との信念の下、自社カーヴで長期熟成させてから販売するという方針を貫き、現在の名声を築きました。古酒は地下2階の温度12度のカーヴで保管。基本的にリコルクは行わず、必要と判断したボトルにのみリコルクしています。栽培は厳格なリュット・レゾネを実践する生産者です。 ベルナール・ドラグランジュについてマット クレイマー氏は、『ムルソーが本拠の作り手でカイユレとシャンパン(ラベルは「クロ・デ・シャンパン」 )は職人かたぎの感じられるヴォルネの優品である』とヴォルネの項で大注目している人気ドメーヌです。 自社畑は、厳格なリュット・レゾネです。コート・ド・ボーヌ地区の中でもエレガントなアペラシオンといわれるヴォルネイ村にあるAOCブルゴーニ区画のブドウのみを使用しています。造りはクラシック。当時は熟成させるためにブドウの茎まで入れて熟成していました。それが今になって飲み頃の90年代のブルゴーニュ・ルージュとしてお楽しみいただけるワインへと化けました。 クリスティーズのワインオークショナー、マイケル・ブロードベント氏は、「豊潤で熟成感があり、すっきりしていて果実味あふれるワイン。たぶん1978年以降で一番良いバランス」として最高評価の★★★★★評価を与えています。 又、セレナ・サトクリフ女史も「例外的な当たり年。赤白ともに濃密で複雑さに満ち、まさしく関心のもてるもの。今でも素晴らしい。健全な構成の上に果実味が十分あり、それがこの年のワインを長期熟成に向くもののひとつにした。個々の格付けやクリュ次第でそれぞれの個性と風味の違いがはっきりした年。赤は私の知るかぎりで野鳥獣肉の感じが一番出た年」として「ブルゴーニュワイン」の中でベタボメしています。	ヴォルネイ プルミエ・クリュ クロ・デ・シャンパン 2006年 ドメーヌ・ベルナール・ドラグランジュ 東に一級タイユ・ピエ、南に一級カイユレと隣接。ヴォルネで指折りの銘醸畑と言われる1級畑シャンパン。素晴らしい状態の飲み頃熟成品。