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ロバート・パーカー氏はグラン・メイヌについて、ポムロルとサン＝テミリオンの土壌の権威として名高いアンジャルベール教授は、講義やいろいろな活動を通じて、グラン・メイヌが、サンテミリオンでは一番の条件に恵まれていると明言している。 海抜55mという異例の高度、そして粘土と石灰岩を基層に鉄分の堆積物が混じった土壌という組み合わせが、このブドウ園を、アペラシオン全体でも最良のものになる可能性を与えている。ヴァニラ・アイスクリーム色の芸術的な壮麗なシャトーは、全面的な改造がなされており、晴れわたった日にはすばらしく壮観である。 恵まれた畑の土壌やすばらしい環境のおかげで、珍しいほどのフルボディで、たっぷりとグリセリンに富んだワインである。1975年からグラン＝メイヌは、発酵に温度調節されたステンレス・タンクを使っている。1980年代半ばに新樽の使用率を70％に増やしたが、これは、このワインの豊かで強烈な果実の持ち味と調和を図るのに理想的であると私には思われる。 故ジャン・ピエール・ノニは、このシャトーで驚くべき芳醇さを備えた卓越したワインを連続して生み出すという驚異的な成果を挙げた。グラン・メイヌは荘厳な風味を備えた長命のサンテミリオンを探している消費者には最高のワインである。 「グラン・メイヌはこのアペラシオンの有望株の1つでありながら、価格は相変わらず手頃なままで、これはワインの消費者ならば絶対に見逃せない事実である。グラン・メイヌへの私の思い入れが過ぎるというなら、次の事実を考慮していただきたい。 ベルギーのあるレストランで1955年のグラン・メイヌを飲んだ故フィリップ・ド・ロートシルト（ムートン・ロートシルト）男爵は、その場で数ケースを注文し、こう申し出た。“代わりに1955年のムートン・ロートシルトを同じ数だけさしあげよう”と。」ロバート・パーカー「ボルドー第4版」より ヒュー・ジョンソン氏はグラン・メイヌについて、「面積16haのグラン・クリュ・クラッセ。歴史のある立派なシャトーをもつ。最近のワインは風味のよいすばらしく芳醇なもの」三ツ星をつけ高評価。
レ・プラン・デュ・メーヌ 2006年 1980年代から高名なコンサルタントのミシェル・ロラン氏の参加を得てめきめきと品質向上しているシャトー。 メルロー種を選りすぐって醸造（メルロ80％にカベルネ・フラン10％、カベルネ・ソーヴィニヨン10％）。複雑でエキゾティックな甘いブーケが魅惑的。華やかで芳醇な果実味と心地よいタンニンが樽香と見事に溶け合ったグラン・メイヌのセカンドワインの魅力をぜひお楽しみ下さい。