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この小規模な家族経営のエステートは、1820年代の初頭に設立され、現在は、5代目のヴァンサンとフランソワの兄弟によって運営されています。本拠地はシャサーニュ・モンラッシェ村にあり、約12haの畑を所有、そのうち10haは、グランクリュを含むシャサーニュ・モンラッシェのアペラシオンのみでワインを造っています。シャサーニュ・モンラッシェを熟知した兄弟が造るワインの数々は、繊細なミネラル感と華やかな味わいで飲むものを魅了します。 ブドウ栽培に情熱を傾けるジョアール兄弟。ほとんどのブドウ畑の仕事は手作業で行なわれます。畑の60％は白ブドウ、40％が黒ブドウでリュット・レゾネで栽培しています。彼らは、化学肥料や除草剤を使用せず、最も環境に優しい方法で、畑とブドウの収穫を維持していることに誇りを持っています。　 ワインの醸造は主にブルゴーニュのオーク樽を使用します。熟成には、ワインによって新樽を1/3まで使います。ヴィンテージやキュヴェによって最適な醸造方法を模索し、ワイン造りを行なっています。それゆえ、ジョアール兄弟のワインは、それぞれのテロワールの特徴をしっかり表現したワインとなっているのです。	シャサーニュ・モンラッシェ ヴィエイユ・ヴィーニュ 2011年 ドメーヌ・ヴァンサン・エ・フランソワ・ジョアール 丘の麓、シャサーニュモンラッシェの東に2.31haの区画。良質のシルト土壌の層に覆われた粘土石灰質土壌。手摘みで収穫。平均樹齢45年。ダイレクトプレス。タンクで少し寝かせた後、フランス産のオーク樽（主にブルゴーニュ産）で発酵。発酵後は週に2回櫂入れを行い、10％新樽を使用し12ヵ月間熟成。 緑がかった黄金色も美しく、華やかで親しみやすいワイン。反面、骨格もあり繊細なミネラル感が余韻に残ります。