パスカル・クレマンはポマールのぶどう栽培家の家系ですが、相続する畑は持たなかったため、若くから志したワイン造りへの道を独力で切り拓いた、いま大注目の大型新世代ネゴシアン。

最初に働いたドメーヌがあのコシュ・デュリで、「白ワインの神」と呼ばれたジャン・フランソワ・コシュ氏から直々にワイン造りの哲学と秘技を教わり、その後メゾン・シャンソンのカーヴ長、ドメーヌ・ベルヴィルの醸造長を務めた後、2011年にサヴィニ・レ・ボーヌ村でパスカル・クレマンを設立。

量よりも質にこだわるプロフェッショナルな栽培家たちからぶどうを購入して自身で醸造。瞬く間にその品質の高さから欧米各国の錚々たるインポーターが取り扱いを開始しており、フランスのレストランのオンリストも加速度的に増えているため、早くも完全割当品となり入手困難な状態になっています。

ペルナン・ヴェルジュレス レ・コンボット ブラン 2014年 パスカル・クレマン

偉大なコルトン・シャルルマーニュ特級を生むペルナン・ヴェルジュレス。1966年には10haがコルトン・シャルルマーニュ特級に昇格。ペルナンの白だけの一級畑も増加し、白で特に人気上昇中のブルゴーニュワインです。

ペルナン・ヴェルジュレスの白と言えば、黄色のフルーツや柑橘系のフレッシュな果実味やミネラルの香りに、かすかにバニラやレモンドロップのニュアンス、シャルルマーニュより柔らかで比較的早く飲めるため、レストランから人気があり、酸もしっかりした人気辛口白ワイン。