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ソーヌ・エ・ロワール県マコン村の北20キロに位置するカーヴ・ド・ヴィレは、1928年より現在にいたるマコンでも最古の生産者組合の一つです。設立当初よりマコンの可能性を追求し続けてきた彼らにとって、最大の功績はAOCヴィレ・クレッセの設立でした。 自社のワインのみならず、ヴィレクレッセ村全体のワインの品質を向上させるため、他の生産者とも密に連携を取る事でカーヴ・ド・ヴィレ自身のワインの品質向上にもつながりました。1997年にINAOがヴィレ・クレッセのAOCへの格上げを発表し、ついに彼らはAOC Vire-Clesseとしての最初のブドウを収穫する事ができたのです。設立から70年を擁したこの運動の常に中心にいた彼らはAOCヴィレ・クレッセの父とも称えられています。 現在カーヴ・ド・ヴィレが所有する360ヘクタールの畑ではリュットレゾネによる管理が行われています。マコンの中でヴィレ・クレッセとしての個性を表現するために、栽培の部分ではより自然的なアプローチへと回帰しました。そして醸造の部分ではヴィレ・クレッセのテロワールをより鮮明に表現するための工夫が所々になされています。特別なキュベを除き、アルコール発酵から熟成を全てステンレスタンクで行うのもその一環と言えます。	ヴィレ・クレッセ カンテーヌ・ノ・テロワール タストヴィナージュ 2010年 カーヴ・ド・ヴィレ 南南東向きの粘土石灰質土壌の素晴らしい畑から、樹齢80年のシャルドネ100％。リッチでパワフル。石灰質土壌からくるミネラル感とハチミツやバニラ、パイナップル、シトラスにオレンジ等の香りがすぐに湧き上がってきます。ブルゴーニュの2010年らしい完璧な酸とのバランスの崇高な味わいは、村名のムルソーを想わせる素晴らしい出来のスペシャルキュヴェ。将来性、ミネラル感、豊かな果実味のずば抜けたヴィレ・クレッセ。 タストヴィナージュ認定ワイン タストヴィナージュとはブルゴーニュ騎士団推薦という意味。年2回、あのクロ・ド・ヴージョで開催される選評会で選ばれたワインにだけ、この称号をラベルにつけることが許されます。（200名の審査員によるすべてブラインドテイスティング。全体のわずか3分の1にしか与えられません。）