この契約は、シャンパーニュが持つ国際的な使命が認められたことで、シャンパーニュ生産地域にとって歴史的意味を持つものであり、FIFAはサッカーを国際的に広めるための活動において、その使命を共有することとなります。偉大な名声を保ち、独立した家族経営を貫くメゾンである『シャンパーニュ　テタンジェ』にとって、安定して高品質なキュヴェの価値だけでなく、その世界的知名度によって、このポジションを得たことは、大きな栄誉です。
このことはまた、テタンジェ家の歴史の中でも、ランスのサッカークラブの栄光に満ちた時代に密接な関係を持ち、ヨーロッパのいくつかのクラブチームと継続的なパートナーシップを築いてきた一族ならではの、強い想いに基づくものでもあります。

「シャンパーニュ・フットボール」という形容でランスのチームが隆盛を極めた時代、『シャンパーニュ　テタンジェ』社社長ピエール・エマニュエル・テタンジェが最も鮮明に記憶していることがあります。

1959年6月6日、彼はその夜に限って特別にテレビを見ることを許されました。シュトゥットガルトからの生中継があり、ランスの市長に選ばれたばかりの父、ジャン・テタンジェが、“クラブ対抗ヨーロッパ・カップ”（現在のチャンピオンズ・リーグ）の決勝戦、レアル・マドリッドｖｓスタッド・ド・ランスの試合開始のため、フィールド内にボールを投げ入れたのでした。ランスが敗れたとはいえ、この決勝戦は彼に忘れられない感動を与え、沸立つゲームは彼の心の中で、シャンパーニュの持つ価値である、祝祭・エクセレンス・悦び・人間と永遠に結びつき、そして今回、彼の息子であるクロヴィス・テタンジェによって、FIFAとの栄誉ある契約の締結に至ったのです。

『シャンパーニュ　テタンジェ』は、昨年6月ブラジルで開催された“FIFAコンフェデレーションズ・カップ”において供されました。そして今後は、2014年7月13日にあのマラカナンスタジアムで行われる“2014FIFAワールドカップ”の決勝戦に向けて、世界各国のパートナーとともに様々な告知活動を行なってまいります。

2014年7月13日の夜、サッカー界の著名人が、新しい世界チャンピョンの祝福のためにそこに集結し、そして“スパークリングの王者”もその祝祭に加わるのです。