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クリュッグは1843年の創業以来6世代にわたり、独自の個性を育み、磨き上げてきた。そこには今もなお、「比類ないシャンパーニュをつくる」という目的を掲げて創業した、初代ヨハン・ヨーゼフ・クリュッグの志が生きている。 豊かさと爽やかさ、力強さとフィネスの見事なコントラストは、他に類をみない独特の味わい。クリュッグ グランド・キュヴェ、クリュッグ ロゼ、クリュッグ ヴィンテージ、クリュッグ コレクション、クリュッグ クロ・デュ・メニル、クリュッグ クロ・ダンボネという並外れた6つのシャンパーニュは、新たな出会い、体験、そして発見をもたらしてくれる。 クリュッグと言えば世界中のシャンパン愛好家にとって贅の極みであり、いつまでも酒蔵にしまっておいて、よほどのことがなければ開けたくない宝物だ。 1年の生産本数が50万本と少ないのに対して、350万本もの膨大なストックがあるというから、なんと7～8年寝かせてから出荷している計算になる。実際クリュッグのシャンパンは、ロゼも含め、いずれも澱落としの瓶を最低6年は倒立状態で熟成させているという。極上のブドウ(グラン・クリュである20haの自社畑を含め、畑全体の平均格付けが98％という高さ)を樽で醗酵させるにはひたすら忍耐が必要だ。 またグランド・キュヴェは、収穫年の異なるワインはもちろん、時には20以上にもおよぶ畑(クリュ)のワインが絶妙な割合でブレンドされている。こうして出来たシャンパンはワインらしさを備え、円熟し、豊かな味わいを持ち、はっきりとしたスタイルを持っているので、今年のものが以前よりもよい悪いといったことは判断し難いほどだ。 とにかく完璧な造りとしかいいようがない。まだこのシャンパンを口にされたことのない方々には、ただ1つ、アペリティフとしてよりも、料理と一緒にお勧めしたい。むろん、このシャンパンのための手の込んだアミューズ・グール(突き出し)は別だ。 「グランド・キュヴェ」は、柑橘類の砂糖漬けのような香りが特徴で、爽やかさといい、余韻の長さといい申し分ない。 ～ル・クラスマン誌より抜粋～	シャンパーニュ クリュッグ ブリュット ミレジム 2000年 クリュッグ2000は、2000年に複数の区画で造られた3種のブドウを原料とするワイン、すなわち力強いピノ・ノワール、香りと表情が豊かなシャルドネ、そして芳醇なピノ・ムニエから厳選して、調合しています。 クリュッグ2000はクリュッグヴィンテージの中でも最も印象的な作品の一つです。また、少なくとも6年間セラーで寝かせたことにより、その奔放さが美しく進化しています。クリュッグ2000は芳醇さ、厳格性、完成度を極めた力作です。さらに、料理との相性にもさまざまなインスピレーションをかき立てます。 例えば、パイナップルを添えたホタテのキャメル仕立て、風味豊かなソース、コク深いグレービー、ヒナドリ、野菜や柑橘果実のコンフィなど。それから、蜂蜜やバナナ、桃、柑橘果実のローストを添えたデザートとも素晴らしいハーモニーを奏でるはずです。 The Krug vintage 2000 Brut smells strikingly redolent of sea breeze, kelp, and piles of oyster and mussel shells, allied to lemon oil and toasted hazelnuts. On the palate, the aforementioned elements serve for compulsive salivation, while a lusciously juicy amalgam of lime, grapefruit and apple tinged with piquancy of their pips buoys the salty wave of mineral matter into a profoundly protracted finish that bursts with brightness and at the same time reveals mouthwateringly savory crab shell reduction and a hitherto largely hidden dark side of smoky Latakia tobacco, dark-roasted coffee, and toasted grains. Expect this to merit following for 12-15 years. (DS)