シャンパーニュ ブルーノ・パイヤール ブラン・ド・ブラン グラン・クリュ ミレジム 2006年

◆品種：シャルドネ100％　
◆デゴルジュマン：2015年3月(日付はパックラベルに記載)
◆ドサージュ：8-10℃
◆醸造：一番搾り果汁のみを使用し、9年間シュールリー熟成。デゴルジュマン後最低12ヶ月間熟成させ出荷

輝きと深みのある緑色を帯びた金色。豊かで極めて粒の細かい気泡。飲み始めは塩の香りが表れてすぐに消え、フレッシュなアーモンドと生き生きとした柑橘系果実の香りが表れます。時間の経過とともに、アーモンド菓子やオレンジの皮の砂糖漬けの香りへと変化します。フレッシュで芳醇な味わい。バランスが良く、ミネラルと余韻の長い後味が感じられます。繊細でエレガントな味わいは食前酒に最適。食中酒として、スパイシーな料理とも最高の相性です。

2006年は、非常に印象的な年で、冬季は寒さが厳しく、モンターニュ・ド・ランスでは最低気温が-17℃にまで達しました。春季は例年よりも涼しく、幸い寒気はなく、よい発芽を迎えました。ようやく暖かくなったのは6月10日のことで、気候の変化は殆ど突然やって来ました。6月15日から非常に理想的な気候条件の下、開花が始まりました。7月は2003年とほぼ同じく真夏日が続きましたが、8月に入ると気温が急激に下がり、例年にないほどの豪雨に見舞われ、収穫への影響が懸念されました。9月に入って日照量が戻ってきてくれたことが救いとなり、同月16日からシャルドネの収穫を開始することが出来ました。非常に豊かな収穫量に恵まれた年で、厳しい選定基準での選果作業を可能とし、また必要とする年でした。シャルドネにとっては最高のヴィンテージとなりました。

ラベルデザインはスウェーデンのアーティスト、ヨーケム・ノルドストリョーム氏の作品で、テーマは“官能”。