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戦後1940年代後半から50年代にかけて、オーブの一部の栽培家はピノ・ブランを植えました。長らくブレンド用に用いられてきましたが、近年、樹齢50年以上となったピノ・ブラン100％のキュヴェに取り組む生産者が出てきました。デュフールはそのトップランナー。1999年からピノ・ブラン100％のキュヴェを造りはじめたイヴ・デュフールは2008年、実質ビオロジーのリュット・レゾネを開始した2003年ミレジメを大々的にリリースすることになりました。 父の志を引き継いだ息子シャルル・デュフールは、2007年からすべての畑でビオとビオディナミを開始。フレデリック・コサールから購入した樽で発酵させたシャルドネ100％のキュヴェなど、意欲的な挑戦も始めています（発売は2009年）。 ランドルヴィル、セル・シュル・ウルス、エソワの各区画より、2015年産のピノ・ノワール60%、シャルドネ30%、ピノ・ブラン10%のブレンド80%に、前年作の#5（同じ畑からの同様のブレンド比率で、2014年～2010年）を20%ブレンドしたものです。平均樹齢は約40年。2015年産はブルゴーニュ製228リットルの樽で発酵＆熟成、ヴァン・ド・レゼルヴ（#5）はフードルで熟成させたものです。MCR（濃縮ぶどう果汁）によるドザージュは3g/l。作品名の「ビュル・ド・コントワール」は、「（バーなどの）カウンターの泡」という意味で、美味しさや快楽をみんなで分かち合いましょう、という思いが込められています。尚、ラベルの絵は、サンフランシスコ在住のアメリカ人デザイナー、ジョアニー・ハドソン女史が、「女性とシャンパーニュ」をテーマにデザインしたものです。