ルイ・ロデレールでは、シャンパーニュでおなじみの2つの手法を組み合わせてロゼ・シャンパーニュを造り込みます。まずピノ・ノワールにマセラシオンを行い、ここにシャルドネの果汁を少量加え、こうして2つの品種を一緒に発酵させることによってバランスがしっかりと整います。セラーで平均6年間熟成させ、デゴルジュマンの後完璧な熟成へ向けてさらに8か月間休ませました。ドザージュは8g/lです。

赤褐色の輝きを帯びた、淡く明るいピンク色。繊細な泡がグラスの中で長く立ち上ります。カシスなどの黒系果実に、ブラックベリーや野イチゴなどの上品で深みのあるブーケが重なり、完熟したサワーチェリーや酸味のある濃厚なジャムのニュアンスも感じます。口に含むと、アイ産の上質なピノ・ノワールが醸し出す滑らかでまろやかな風味が広がります。しっかりとした骨格と芳醇な香りの中に、繊細で軽やかな一面もあり、バランスのとれた飲み心地の良さが魅力です。

クリスタルロゼ2009は、エトワールダンサーになぞらえられる上品さと優雅さを備えています。