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非常に古い時代から開拓された、このラングドック地方の約120ヘクタールにわたる地続きの土地は、カバルデスの3つの自治体、プノチエ、ヴィルモストス、ヴィルデュベルにまたがっている。すぐ近くに世界遺産に登録されたカルカッソンヌの城塞とミディ運河がある。ブドウ畑は70ヘクタールにわたり、その中の約17ヘクタールを、マイユル とプランチエが占める。 パレロングのブドウ畑にはメルロー種、カベルネ種、グルナシュ種が植えられた。今日のパレロングが、歴史に残る素晴らしい成功をおさめ続けていられるのは、砂交じりの丘の斜面と、モンターギュ　ノワール（黒い山）の砂を蓄えた、フレスケルの土手が広がっていて、ブドウ畑に適した土地であったことと、大西洋と地中海からの東風と西風により、複雑でデリケートな微気候のお陰である。 パレロング の6人のブドウ栽培者は、最高のワインを作るためには、自然環境を尊重する事が大切だとアラン・ベルナールから指導を受けた。収穫率を上げることにこだわらず、化学肥料は使わない。病気に対しては、植物系の消毒を使っている。これは、パレロングのブドウ栽培者のこだわりなのである。 すべて伝統的な醸造法で作られている。完璧に近いブドウを育てるために、一年中ブドウの健康状態に気を配る。ブドウの摘みとりの時期を、一般的な時期よりかなり遅めにしている。これはブドウを成熟させ、充分に香りとフェノールを引き出すためである。ブドウは木ごとに、そして一区画ごとに一部は手作業で丁寧に摘みとっていく。近くの山のモンターニュ　ノワールから吹き降ろす冷気のおかげで摘みとりの時期を最大限に遅らせることができる。区画ごとに品種別に摘みとり、ステンレス製のコンテナで運びながら、摘みとられたばかりのブドウを房からはずしていく。 恵まれた太陽に育てられたブドウから搾取された果汁は柏の桶につめられる。発酵の間、柏の桶のなかで沈んだ滓（オリ）は、何度も繰り返される滓引きによって取り除かれる。無菌状態でろ過され、ビン詰めはシャトー内で行われる。	シャトー・オージアス カバルデス “プティ・ムッシュー” 2008年 美しい深みのあるレッドカラー。熟したブラックベリーや黒スグリ、プルーンがいく層にも重なり合った凝縮感のあるフルーティなアロマに、芳醇なバニラやスパイスのアクセントが絡み合い豊かに広がります。角のないまろやか口当たりで、バランスの取れた果実の味わいが溢れるように広がり口中を満たします。パワフルな果実味はやがてシルクのように滑らかなタンニンへと続きます。舌の上でとろけていくようなぶどうのハーモニーをお楽しみ下さい。 ヴィナリ国際ワインコンクール2009 金賞 コンクール・ジェネラル・アグリコール・ド・パリ2010 銀賞！ コンクール・デ・グラン・ヴァン・デュ・ラングドック・ルーション2009 銅賞！