シャトーヌフ・デュ・パプ 2015年 シャトー・ド・ボーカステル

認可された13品種のブレンドで、畑は70ヘクタールを占めています。土壌は他の畑と同じく、通気性に富んだアルプスの沖積層（丸石を含む）に覆われた海洋性石灰岩です。ブドウの樹の平均樹齢は50年で、収量は1ヘクタールにつき30ヘクトリットルを超えることはなく、通常はこの量よりかなり少なく抑えています。長年に渡る有機栽培によって、畑は健全で生き生きとしています。30％という高い比率のムールヴェードルがブレンドされているので、凝縮感があり、引き締まっています。しっかりとしたタンニンと酸化への耐性によってボーカステルは美しく熟成します。グルナッシュ（30％）は熟したフルーツのようなふくらみと滑らかな当たりをもたらします。シラー(10％)、ミュスカルダン(5％)、バカレズ(5％)は色とスパイシーなアロマを与えつつ、熟成能力を高めます。サンソー(5％)は柔らかさと独特のアロマを加えます。残りはシャトーヌフ・デュ・パプでは許可されている7品種が少しずつブレンドされています。それにより複雑性が増し、偉大なるシャトー・ド・ボーカステルが生まれるのです。ワインは40 hl /1000 galの大樽で12ヶ月間熟成させます。卵白で清澄した後瓶詰めし、セラーでさらに1年に瓶熟させます。