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シャトーヌフ・デュ・パプの筆頭葡萄園であり偉大な歴史を持つボールナール。ドメーヌ・ボールナールは7世代に亘って家族経営でワインを生産しています。1695年12月16日に歴史は遡り、当時「ボワ・ルナール」であったものが現在「ボールナール」となりました。現在、ダニエルとフレデリック兄弟が生産を担っており、兄のダニエルがブドウ栽培、フレデリックが醸造を担当しております。またフレデリックは2011年よりシャトーヌフ・デュ・パプ協会の会長も務めています。ドメーヌはシャトーヌフ・デュ・パープに32ヘクタール、コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ・ラストーに25ヘクタールを所有しています。 ロバート・パーカー氏はドメーヌ・ド・ボールナールについて「ドメーヌ・ドゥ・ボールナールはシャトーヌフ・デュ・パプの筆頭葡萄園のひとつである。この大きな葡萄園を経営しているのは、所有者であるポール・クーロンとその熱心な息子のダニエルである。これまではずっと古典的で魅力的な、しなやかなワインをつくってきた。また、1980年代後半にセラーが完全に近代化してからは、秀逸だったワインの品質が、特に最高のヴィンテージではしばしば別格といえるほどのものになっている。 「ここが常々目標としてきたのは、中量級のなめらかな舌触りのワインを生産することである。いまだにマセラシオン・カルボニックがいくらか行われているが、昔ほどではなくなった。葡萄はけっして除梗せず、収穫した葡萄はそれぞれ一部が破砕され、残りは手をつけずにタンクに入れられる。ダニエルの影響を受けて、濃密さや豊かさをより多く抽出するために、醸造とマセラシオンを延長しているがワインに内在しているしなやかさやかわいらしさ、絹のような滑らかな舌触りの点で妥協してはいない。 「1990年にはボワルナールと呼ばれる高級キュヴェの生産が始まった。樹齢60～90年の7.5エーカーの区画で生産されるワインで、総生産量はおよそ1800ケース。グルナッシュが主で（85％）残りはムールヴェードルと、いくつかの身元のはっきりしない、きわめて樹齢の高い葡萄の木も使われている。この木は、あまりに古くからあるもので正確には葡萄の品種を特定できないのである。キュヴェ・ボワルナールはオークの大樽で12～15ヶ月熟成させており、そのうち新樽は20％。このようなワインはスタイルがあまりに国際的だといって批評されがちだが、これはシャトーヌフ・デュ・パプでも偉大なワインのひとつであり、新世界的な醸造・育成をされているにもかかわらず、このアペラシオンらしさや個性を保持している。	シャトーヌフ・デュ・パプ ボワルナール ブラン 2014年 ドメーヌ・ド・ボールナール クレレットとルーサンヌを主体とした6種類のブドウ（グルナッシュ・ブラン、ブールブラン、少量のピクプール、ピカルダン）を新鮮なアロマを残すためマロラクティック発酵し、木樽発酵＆木樽熟成。ボトリングまで収穫から5～6ヶ月以内に行う。 爆発するような香りからは白い花や洋ナシが溢れます。味わいは、若々しさと美しい複雑さが素晴らしいハーモニーを奏で、花、果実、スパイス、ミネラルのアロマが広がります。豊潤な味わいは新鮮さも持ち合わせバランスがあり、素晴らしいフィニッシュに続きます。