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あのニコラ・ジョリーで有名なサヴニエールAOCのさらに限定畑の最上位のブドウ畑に、このサヴニエール・ロッシュ・オー・モワーヌがあります。そのロシュ・オー・モワンヌの大部分を所有する人気造り手がドメーヌ・オー・モワンヌのラロッシュ家！しかも希少な究極17年熟成！ ロワールの極上白ワインを生むサヴニエール。アンジェ市の西、ロワール川右岸沿いの小地区。サヴニエールには多くのクリュがあるが、殆どが山の頂上にあり、川に向かう斜面にある2つのクリュ“ロッシュ・オー・モワンヌ”と“クーレ・ド・セラン”だけが特級格とされる。 ロッシュフォール・シュール・ロワールの町を見下ろせる小高い丘にドメーヌはある。オー・モワンヌ（修道僧）の名の通り、ドメーヌの基礎はサン・ニコラ・ダンジェの修道僧によって築かれ、1063年に最初に葡萄が植えられた。 その後フランス革命によって、畑と建物は民間の手に渡る。現当主のラロッシュ家は、1967年からサヴニエール村でワイン造りを始めた。1981年にこの“ロッシュ・オー・モワンヌ”最高の地にドメーヌを買い取った。ドメーヌを運営するのは、ラロッシュ夫人と娘テッサ。所有畑は、“ロッシュ・オー・モワンヌ”のみで、30haのアペラシオンのうち、8haを所有する。 土壌はシストと砂岩。シストはミネラル分を多く含み、ワインに力強い芯を与える一方、日中の熱を吸収し、夜間に輻射熱を放出して畑を暖める。 手摘みによる収穫。シュナン・ブランは同じ区画でも成熟度に差が出るので、熟した葡萄から順に通常5回に分けて収穫。イノックスタンクで発酵。マロラクティック発酵は行わない。新樽も使用しない。シュナン・ブランの他に少量のカベルネ・フランも手がけ、アンジュ・ヴィラージュとして瓶詰めしている。 厳しい評価でしられる、ル・クラスマン誌は、 「ロシュ・オー・モワンヌの畑のかなりの部分を所有しているドメーヌ。口当たりがよく品のある辛口を造っており、よい年には10年もかかって頂点に達するような卓越したワインになる」と絶賛！！ ロバート・パーカー氏は、「第一次世界大戦以前は、サヴニエールはワインマニアに非常に高く評価され、モンラッシェ以上に高く取引されることがしばしばだった。」とコメントしています。	ヒュー・ジョンソン氏はポケットワインブックの中のサヴニエールの項で、「寿命の長い、刺激的な香りのする白を産するアンジュの小さな栽培地区！最上位の畑はクレ・ドゥ・セランとロッシュ・オー・モワーヌ、クロ・デュ・パピヨン。」と絶賛！ ヒュー・ジョンソン氏が「寿命の長い、刺激的な香りのする白を産するアンジューの小さな栽培地区」4つ星★★★★と言うように、このワインは最初の果実の味わいがあらわれる4年以内がおいしく飲めますがその後、5～6年間はぎこちなくなってしまうそうなのです。ところが10年もするとかなり複雑で壮大なミネラルに満ちた最高級ワインとなる といわれているのです。 シュナンブラン100％、手摘み。MLFなし。ハーブ、ジャスミン、アカシアの蜜も香りが上品に香る。まだ生き生きとした果実とミネラルが支配的。余韻の酸も美しく長い。熟成感も出てきてまさに飲み頃。