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フランス南東部・プロヴァンス地方。目の前に地中海の青い海が広がる、紀元前600年にギリシアのフォカイア人が築いたとされる「マッシリア」にはじまるフランス最古の都市、マルセイユ。ドメーヌ・レ・ベアトは、そのマルセイユに程近いランベスク村にあります。 この村はディクサン・プロヴァンスの北西部20km余りにわたり、アルピーユ・ヒル、ルベロンからモンターニュ サンテ・ヴィクトワールといった丘陵地の間に位置しています。ドメーヌ・レ・ベアトの葡萄畑は、海抜200メートルの場所に位置し、すばらしいバランス、心地良い酸味を持ったワインを造り出しています。 葡萄は、シェーヌ・デ・コートの南方麓にある、低地の斜面に植えられており、北方にあるデュランス渓谷が、湿気や寒気に対する自然のバリアとなり、果実味たっぷりの豊かな実を実らせています。また、常に葡萄栽培、醸造に細心の注意を払い、猛暑の年でさえも、その安定したパフォーマンスを可能にしています。 葡萄畑はいくつかの区画に分けられ、これらの条件がワインをより複雑に、さらにテロワールの幅広い濃密さを造り出しています。 1996年、オーガニック栽培を導入していたフォグリアファミリーから、現オーナーであるテラ・ファミリーとシャプティエ氏らがドメーヌを共同で購入。ビオディナミの重鎮、「シャプティエ氏」が率いる醸造チームがスーパーバイザーとしてサポート。彼らの手によって、ビオディナミ農法を取り入れ、プロヴァンスの名門ドメーヌとして発展が成し遂げられました。 ビオディナミ農法とは、天文学や気象の変化を把握し、化学肥料や除草剤、その他人工的なものを全く使用せず、自然の営みを尊重した農法で葡萄を栽培し、かつ自然な方法で醸造を行うワインの生産方法です。ドメーヌ・レ・ベアトでは、このビオディナミ農法を採用し、テロワールが本来持つポテシャルを引き出し、見事な厚みを備えながらはっきりとした繊細さと、複雑なアロマを備えたワインを造り出しています。 ドメーヌ・レ・ベアトのワインは、フランスのエコセールによって、オーガニックワインとして認定されています。このエコセール。日本ではまだまだあまりなじみのない名前ですが、ヨーロッパではもっとも有名な、フランス・トゥールーズに本部を置く国際オーガニック認定機関のひとつです。 エコセールの認定を受けるためには、原料から生産工程にいたるまで、農業と食品科学分野の技術者である検査員の厳しいチェックがなされ、その検査項目および有機品質管理規定をクリアしたものだけが認定されます。さらに、その認定を継続するためには、一年に一度の年次チェックを受け、その品質管理レベルを維持する必要がある、たいへん厳しいものです。	ドメーヌ レ・ベアト “テッラ・ドール” 2000年 ローヌの巨匠ミッシェル・シャプティエ氏が手がける逸品。1haあたりの収穫量を15hlと低く抑えるとともに、樹齢50年以上の古木から採れた遅摘みのぶどうから造られる、驚異的なまでの凝縮された果実味が楽しめます。 パーカー四ツ星94点獲得。ル・クラスマン驚異の9点/10点獲得。 テラ・ドールについてル・クラスマンは、「ローヌの名門、シャプティエ社によって発展し再生したこの優れたドメーヌは、今日、見事な厚みを備えながら、以前よりもはるかにはっきりとした繊細さと複雑なアロマを備えたワインを出している。その中でも頂点にあるのがこの「テラ・ドール」である」と絶賛！！
2つのプロヴァンスの最もいい赤ワインはドメーヌ・ド・トレヴァロンとドメーヌ・レ・ベアトです。カベルネ・ソーヴィニヨンとシラーのブレンド、15～20年は寝かせれるかもしれません。 “きれいな深いガーネットの色合い。ヴァニラとスパイスの微かな香りを持つ樽を感じる、レッドベリーと熟したブラックベリーが優雅に組み合わさった豊かでかつエレガントな香り。樽やスパイス、果実味を持った厚みのあるシルクのような舌触りが口の中で広がり、全てがすばらしい余韻と広がりの中で表現されています。最高品質のコトー・ディクサンは洗練された食事によく合います。 ル・クラスマン誌は、「ローヌの名門シャプティエ社によって発展し再生した。このすぐれたドメーヌは、今日見事な厚みを備えながら、以前よりもはるかにはっきりとした繊細さと複雑なアロマを備えたワインを出している。」と絶賛！ ヒュー・ジョンソン氏は、コトー・ディクサン・プロヴァンスの中で、「エクサン・プロヴァンスの地に位置する丘陵地帯で産する。申し分ない地所のドメーヌのひとつに、ドメーヌ・ベアト。」三ツ星評価。