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オステルダッグ家は、ライン河に沿ったアルザス地方で長い歴史を持つ一族で、ドメーヌは1966年に設立。現在は、2代目アンドレ・オステルダッグ氏が経営しています。ドメーヌ名にもなっている、苗字オステルダッグは、昔の言葉で「パックの日（復活祭）」復活祭を意味し、復活祭にちなんだ羊が家紋であり、ドメーヌのロゴにもなっています。 オステルダッグのカーヴは、ストラスブールの南の村、エピフィグに所在し、現在所有のぶどう畑面積は、14ha。全部で5つの村の100の小さな区画で構成されています。 栽培品種は、シルヴァネール15％、ピノ・グリ20％、ピノ・ノワール5％、リースリング30％、ゲヴェルツトラミネール18％、ミュスカ2％、ピノ・ブラン10％ぶどうの樹齢は最高77年と非常に古く、地中深く入り込んだ根が土中のミネラル分を吸収します。1996年より部分的に、そして1998年より全区画で、ビオディナミ農法を実践し、テロワールの特徴を最大限発揮するようにしています。 オステルダックはワインを「果実のワイン」、「石のワイン」、「時のワイン」の3つにカテゴリー分けをしています。 「Vin de Fruit（果実のワイン）」 ぶどうの果実味が前面にでたワイン。通常に収穫し、6～9ヶ月熟成。 若いうち、5年以内に飲むワイン。ボトルの色、ラベルの色調は、植物をイメージした緑色。ラベルには、ぶどう品種名がメインで記載される。
アルザス ピノ・ブラン “バリック” 2007年 ドメーヌ・オステルタッグ “Vins de Fruits”「果実のワイン」。ブドウは全て手摘み。ブドウがつぶれないようにプラスティックケースで運搬します。徐梗はせず、空気圧を使った「プヌマティック方式」圧搾機ですぐに圧搾します。小樽で発酵し、その後約9ヶ月間樽熟成。清澄後、ほとんどろ過せず瓶詰めします。リッチで風味が口いっぱいに広がります。樽で熟成しているので、ミネラル感とともにクリーミーさが感じられます。テリーヌやシーフード料理などとも良く合います。日本食との相性も抜群です。 くるみや、はしばみのようなナッツ香も感じられます。