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リックヴィール村のブドウ栽培農家として、1626年にその歴史の始まりを刻むトリンバック家が、現在のリボヴィレ村に移り、ワイン醸造業者としての名声を博すようになったのは19世紀末。フレデリック・エミール・トリンバックの時代になってからです。 彼は1898年、ブリュッセルで行われた国際品評会にワインを出品し、最高位の賞を受けました。今日なお、フレデリック・エミールのイニシャルが社名に冠されているのは、そのような理由からです。 同社はグラン・クリュ・ロザケールの中に、アルザスのロマネ・コンティと呼ばれる単一畑のクロ・サンテューヌを単独所有しています。この1.3ヘクタールの畑にはリースリングのみが植えられています。 ル・メイユール・ヴァン・ド・フランス誌は、ズィント・ウンブレヒトとマルセル・ダイスに次ぐ二ツ星評価で「1620年の創設以来代々引き継がれて発展してきたドメーヌで、今日ではベルナールとユベール・トリンバックが指揮を執っている。ドメーヌの傑出したリースリングの“クロ・サン・ユーヌ”はほぼ完璧な出来栄え。アルザスのリースリングが持ち得る最上のクリーンさとエレガントさを併せ持ち、まろやかでふくよかな味わいで非常に優れたフィネスを備えている。」と大絶賛！ ヒュー・ジョンソン氏は、ほぼ満点の四ツ星をつけ、「アルザスで最も偉大なリースリング、“クロ・サン・テュヌ”と、おそらく2番目に偉大なリースリング、“キュヴェ・フレデリック・エミル”を産する生産者。この会社が造るワインのスタイルは辛口だがエレガントで、熟成に耐える卓越した潜在能力を持つもの。」と、絶賛！ ロバート・パーカー氏は、ドメーヌ・トリンバックを五ツ星生産者に挙げ、この“クロ・サント・ユーヌ”の19995年以降、ほとんどのヴィンテージに95点近くを付ける激賞ぶり！！	アルザス リースリング “クロ・サン・テュヌ” 2007年 ドメーヌ・トリンバック リースリング“クロ・サン・チューヌ”は、トリンバック家がすでに200年以上にわたり所有している最上位のブドウ畑からの特徴的なワインです。 トリンバック家は、リースリングのブドウをできる限り遅らせて収穫します。通常は10月半ばから後半まで、これは、最大限に熟したブドウを得るためで、結果として、素晴らしい芳香と複雑さ、深みが得られます。 ブドウは手摘み。空気で優しくプレスします。重力で果汁はセラーに流れ落ち、発酵前に自然に清澄されます。温度管理されたステンレスタンクで果汁は3～4週間かけて発酵。ワインは完全な辛口に醸造します。残糖はありません。ワインはオーク樽で熟成はされません。トリンバックは非常にピュアで凝縮した果実感という際立った特徴を持つ彼らのワインに、オーク樽は何も与える事は無いと信じています。 瓶摘めは新鮮さを保つために早めにおこなわれ、出荷前までワイナリーで瓶内熟成。リースリング “クロ・サン・チューヌ”は、収穫後7年目頃から楽しめますが、その後も長く熟成します。 現在とても魅力的です。フルボディで、よい凝縮感と、果実味の重なりがあります。素晴らしい深みのある熟成感と、美しく上品なミネラル感を持ったワインです。スモークフィッシュ、サーモン、鱒、鰻、ホタテ貝、ターボット、舌平目、バーチなどとは素晴らしい相性です。焼き魚、マリネした魚、ワインソースで料理した魚。アルザスの伝統的にはガチョウや豚、子牛、チキン等とあわせます。