シャトー・モンテュス 2015年 ドメーヌ・アラン・ブリュモン

アドゥール河に沿って南に走る県道935号線の途中で西に数キロ入るとマディランの町に着きます。中世にはスペインのサンチャゴ・デ・コンポステラへ向かう巡礼地だった。巡礼地の間でマディランのワインは大変人気があった。畑の歴史は非常に古く、ガロ・ローマ時代にさかのぼることが出来ると言われている。ピレネー山脈を正面に控え、南向きの台地が多いうえに、珪土や石灰分を多く含んだ粘土質の土地はブドウ栽培に適してる。ブドウ畑は南に面する大きな石ころのある急斜面。ブドウの成熟を促す、暖かく水はけの良いテロワール。

タナ80％、カベルネ・ソーヴィニヨン20％。収穫量は30hl/ha、作付は7500本/ha。ギヨー型選定。減農薬農法。選定により芽と房の数を絞り込んでいます。ブドウのクオリティを保つために収穫した房は小さな箱に重ねず一列で並べる。複雑さを保つため無濾過で瓶詰。生産本数は約250000本。マセラシオン期間は3～6週間。マロラクティック発酵はオーク樽で行う。シュールリー方式で60％を新樽、40％を1年使用樽で12～14ヶ月熟成。

ガーネット色。熟した黒い果実、黒胡椒、ナツメグ、コーヒーの香り。非常に濃厚で力に満ち、甘味を感じるさせるほど、まろやかで滑らかな味わい。ブラックベリー、プラムの凝縮感にスパイスが豊かに広がります。緻密で芳醇なタンニンが上品に感じられます。適温は18℃前後。牛肉、ジビエを使った料理、ロックフォールチーズ。